みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

食べもの

四日市かぶら 三重県の伝統食材13

Ep.199 四日市の知られざる特産品「かぶら」 市西部の桜地区にある山原農場では毎年11月から1月中旬にかけて収穫され、約25万個が地元の北勢卸売市場と愛知県に出荷されるという。 中日新聞より 新聞記事によると、 ・カブラは関東地方で主に小玉、関西地方…

東海・北陸B-1グランプリin四日市

Ep.188 「東海・北陸B-1グランプリin四日市」 四日市の市政123周年を記念して2020年に開催予定だったイベントが、コロナ禍の延期を受け23年11月に開催された。 ご当地グルメの祭典として定着した感じのある「B-1グランプリ」。 B-1のBはB級グルメのことかと…

JR紀勢線 新時代の幕開け!? in 亀山

Ep.187 JR紀勢(きせい)線。 亀山駅と紀伊半島を周って和歌山市駅を結ぶ(伊勢と紀州を結ぶ)、JRの幹線である。 路線距離は384km、実に96駅に及ぶ。 今回は松阪駅から亀山駅へ向かってみよう。 松阪駅(Ep.184参照)から津駅までは4駅20分。六軒駅→高茶屋…

三重県の地酒 日本酒以外編

Ep.174 「瀧自慢」や「作」を始め全国に名を知られる純米酒がある三重県(Ep.39、153参照)。 一方で日本酒以外のお酒もまた知られている。 上馬ビール(細川酒造、桑名市) 名称の上馬(あげうま)とは、もちろん多度大社の「上げ馬神事」(Ep.29、169参照…

伊勢鉄道 知られざるローカルフード“カレー焼” in 津

Ep.172 四日市市南部の河原田(かわらだ)駅と津駅を結ぶ「伊勢鉄道」。 全10駅、22.3kmのローカル線である。 勘違いしてる人は多いと思うがここはJR所有の線路ではない。 JR(関西本線)は河原田駅を出ると南西方向の亀山駅に向かい、また亀山から南東の津…

歌行灯(うたあんどん)

Ep.171 桑名に本店を持つローカルファミリーレストラン「歌行灯(うたあんどん)」。 うどんを中心としたメニューを揃え、和風造りの内装は品があり法事もできそうだ。 泉鏡花の小説『歌行灯』に登場する桑名のうどん屋に由来するとのこと。 創業は明治10年…

513ベーカリー

Ep.168 竹原市に住んでいた幼稚園児のときだったと思う。 母と二人、竹原駅前の横断歩道を渡るため歩道で信号が青になるのを待っていた。 すると私たちの隣の車道にスクーターがやって来て、赤信号で停まった。ヘルメットをつけていない若いお兄さんだった。…

朔日餅の刷新 & 白餅黒餅

Ep.165 赤福の朔日餅(ついたちもち)については以前取り上げたが(Ep.99参照)、七月の「竹流し」がこの度終了・廃止されることになった。 これは1978年に同社が朔日餅の販売を始めて以降、初めてのできごとだという。 22年までの七月の朔日餅「竹流し」 竹…

続・三重県の豆腐屋

Ep.162 三重県の「ローカル豆腐」については以前「岡村とうふ」(Ep.144参照)を紹介したがこれ以外にもよく買っていたのは井村屋の豆腐だった。 「大豆屋和蔵大豆ッ子」 井村屋(津市) 食感がとてもいい。絹豆腐に求めるものはやはり滑らかな口触りだと思…

石榑茶

Ep.159 石榑(いしぐれ)といえば「石榑トンネル」が思い浮かぶ。 2011年に開通したこのトンネルは、石榑峠をぶち抜き、いなべ市と滋賀県の東近江市を結ぶ4.2kmもの長距離トンネルだ。 私は鈴鹿セブンマウンテンや鈴鹿10座の登頂をしていたとき利用した。(E…

三重の大酒蔵市

Ep.153 三重県の地酒(純米酒)をとりあげたEp.39から2年。このときは55銘柄を紹介していた。 その後も三重の純米酒を飲み続けた私は、先日数えたら110銘柄に到達していた。 こんなに多くの三重の純米酒を飲んだことのある人はそういないだろう。 私が愚直に…

追悼 陳健一さん

Ep.147 陳健一さんが亡くなった。 『料理の鉄人』(1993年〜1999年)において”中華の鉄人”をされていた方だ。 スポーツ報知より 東京・日野に住んでいたたとき、立川の駅ビル・グランデュオにある陳さんのお店に行ったことがあった。花椒(ホアジャオ)が効い…

岡村とうふ

Ep.144 東京・日野市に住んでいたとき、近所に「三河屋」というローカル豆腐屋があった。 スーパーでは販売されていないそのお店の豆腐はとても美味しく、 「豆腐は豆腐屋」なんだな、と強く思った。 「とうふ処 三河屋 」 公式HP より 私はスーパーマーケッ…

内藤製餡 & 井村屋のあんこ

Ep.141 自転車で国道1号線を南下していたときのこと、三滝川にかかる四日市橋を渡ると目に入った「こだわりの餡」の看板。 あんこの製造・販売をしている「内藤製餡(株)」である。 この看板を見ると、あるいはホームページを確認するとすぐに、このお店が老…

伊勢乃

Ep.138 市北東部にある「垂坂(たるさか)公園・羽津山(はづやま)緑地」は小高い丘にある緑豊かな場所で、ここから海側に目を向けると四日市の工場群(コンビナート)を展望することができる。 垂坂公園・羽津山緑地 そんな垂坂の地に「伊勢乃」の本店はあ…

ガラガラおろし

Ep.135 インスタントラーメンの発明者にして日清食品の創業者である安藤百福は、生涯「食」に関心を持ち続けた。 晩年「麺」の起源を探求するために中国から中央アジアへと至る旅とフィールドワークを敢行したことは有名だ。 しかし他方で「郷土料理」にも多…

下を向いて歩こう 桑名編

Ep.134 四日市市内の「デザインマンホール」を紹介して好評?だったEp.110。 今回は桑名編となる。 私自身、まさかこの「下を向いて歩こう」シリーズの第二弾があるとは思っていなかったが、NTN総合運動公園(Ep.115参照)を訪れた際、図らずも桑名市のデザ…

大内山牛乳

Ep.132 三重県のご当地牛乳「 大内山牛乳 」 どこのスーパーでも見かけ、県内の学校給食でも、餃子の新味覚(Ep.114参照)でも出てくる人気の牛乳だ。 「大内山」という特定の山がある訳ではない。 ただ県南部の大紀町(たいきちょう)には「大内山村」とい…

グリルニューコトブキ

Ep.129 「グリルニューコトブキ」 四日市の老舗洋食店だ。 カニコロッケとポーク生姜焼き 私はたまに外食するときはリピートではなく新規開拓する方が多い。けれどニューコトブキは例外で何度も訪れている。 品があるレトロな内装と、厨房でキビキビ作業する…

マコモタケ 三重県の伝統食材12

Ep.126 「菰野(こもの)町」の由来はその昔、真菰(まこも)の野原だったことに由来するらしい。 真菰(まこも) 旬の食材百科 HPより 真菰の根元にできる肥大した茎の部分をマコモタケ(マコモダケ)と言い、これは食用である。 マコモタケは「みえの伝統…

美しき県庁所在地・津 津ぎょうざ編

Ep.123 津市のご当地グルメ「津ぎょうざ」は学校給食が発祥らしい。 一般的な餃子だと子ども一人あたり5コ程度が必要。これでは作り手が大変だから、ジャンボサイズの餃子1コ(なおかつ「揚げ」餃子)にしてしまったとのこと。 なんて合理的な話だろう。 旅…

亀山みそ焼きうどん

Ep.120 亀山市のご当地グルメ「亀山みそ焼きうどん」は、この街の立地的・歴史的な背景から生まれた由緒あるものだ。 亀山市(Ep.101参照)は、国道1号線(東海道)が通る(現在では東名阪や新名神(Ep.63参照)も通る)交通の要衝。 関東をはじめ東日本から…

五ヶ所小梅 三重県の伝統食材11

Ep.117 「五ヶ所小梅(ごかしょこうめ)」は南伊勢町で原木が見つけられて以来この地で栽培されており、毎年5月中旬から6月上旬までのわずかな期間しか流通しない。 特徴は「果肉が厚く、漬け上がりの鮮やか」なことで、「五ヶ所湾から吹く潮風が小梅の生育…

工場見学 味の素(株)東海工場編

Ep.116 四日市市日永にある味の素(株)東海工場。 「ほんだし」を製造しているというこちらでは工場見学を開催している。 他社(ケミカルメーカー)の製造現場を見られるというのは滅多にない貴重な機会。ワクワクしながら参加した。 ほんだし 味の素(株) HP…

餃子の新味覚

Ep.114 四日市で最も有名な飲食店の一つ「餃子の新味覚」。 1955年に開業した老舗の餃子専門店だ。 餃子の新味覚 HPより お店の外観もそうだが店内もまた風変わり。カウンター席には麻雀のパイが埋め込まれている。 餃子と一緒に牛乳を飲むことが推奨されて…

家族的美食屋 あじへい

Ep.111 三重県民にとって馴染みのファミリーレストラン、 それは「家族的美食屋 あじへい」である。 お店の看板にあるようにラーメンとぎょうざを売りにしているので、ジャンル的には「中華料理系ローカルファミレス」というところだ。 ところで中華料理系ロ…

純喫茶 コーヒーブレイク編

Ep.108 モーニングサービスに代表される東海地方の「純喫茶」文化(Ep.102、105参照)。 「カフェレスト ゆん」 「珈琲屋 真戸運永(マドンナ)」(左)、「珈琲屋 明楽時運 吉備(アラジンキビ)」 「スワサロン」 「コーヒー屋NICO」 「カフェ コロラド」 …

純喫茶 ランチ編

Ep.105 モーニングサービスの文化がある中京圏の純喫茶(Ep.102参照)。 他方で、ランチで利用するのももちろんいい。 お昼時に純喫茶に行きメニューにカツカレーがあるとき、私は注文することにしている。 なぜカツカレーなのか? と問われると、好きだから…

男はつらいよ 湯の山温泉

Ep.103 私の中で映画「男はつらいよ」の思い出といえば「鎌倉シネマワールド」に行ったことだ。 それはかつて鎌倉市の大船にあった松竹が作ったテーマパークで、今はもうない。改めて調べてみると1995年10月に開演して98年12月に閉園したようだから、あまり…

純喫茶 モーニング編

Ep.102 四日市は中京圏なので「純喫茶」が至る所にある。 店内の雰囲気が好きだ。昭和を感じるところやユニークな店名も。 私の地元の茨城や、東京や静岡でも純喫茶はほぼ見かけない。 なので四日市に来たばかりの頃、私は「純喫茶巡り」にはまっていた。 純…