みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

伊勢市

三重県の地酒 日本酒以外編

Ep.174 「瀧自慢」や「作」を始め全国に名を知られる純米酒がある三重県(Ep.39、153参照)。 一方で日本酒以外のお酒もまた知られている。 上馬ビール(細川酒造、桑名市) 名称の上馬(あげうま)とは、もちろん多度大社の「上げ馬神事」(Ep.29、169参照…

朔日餅の刷新 & 白餅黒餅

Ep.165 赤福の朔日餅(ついたちもち)については以前取り上げたが(Ep.99参照)、七月の「竹流し」がこの度終了・廃止されることになった。 これは1978年に同社が朔日餅の販売を始めて以降、初めてのできごとだという。 22年までの七月の朔日餅「竹流し」 竹…

式年遷宮のリユース

Ep.109 私が好きな作家、伊東潤さんは2020年、「茶聖」を上梓するにあたり以下のコメントをされていた。 『 戦国時代を扱う歴史小説家は、いつかは千利休に挑まねばならないと思ってきました。 それだけ戦国時代において茶の湯の存在は大きく、信長、秀吉、…

朔日餅(ついたちもち)

Ep.99 伊勢神宮に至る道中に点在する各地の「名物餅」。このことから伊勢街道は「餅街道」とも呼ばれる(Ep.96参照)。 私が食べたことのある餅は限られているがみんな美味しかった。三重県内の人にとっては「へんば餅」(伊勢市)や「関の戸」(亀山市関町…

伊勢いも、伊勢たくあん 三重県の伝統食材5、6

Ep.78 「伊勢いも」は県中部の多気町(たきちょう)が原産の「みえの伝統野菜」の一つだ。 長芋の一種とされるが、じゃがいものように丸い形状をしている。ただしサイズは大きい。 今回のテーマは「伊勢いも」 まずはとろろで食べることを試みたが、長芋のと…

蓮台寺柿・前川次郎柿 三重県の伝統食材3、4

Ep.75 秋真っ盛り。一号館(Ep.36参照)で「柿」のポップを見つけた。 柿には「甘柿」と「渋柿」があり、これらの違いは、 渋み成分「タンニン」が口の中で溶けるかどうかで決まり、溶けると渋くなり、溶けなければ甘くなる。 とのこと。興味深い。これは有…

天皇杯 三重県大会決勝2021

Ep.48 サッカー天皇杯の戦いは、春先から既に始まっていることをご存知だろうか? 元日決勝が風物詩になっているこの大会は、最後の方まで残るのはJ1のチームだが、一回戦から登場するのは「都道府県代表」チームだ。 そして天皇杯本戦の前に、この都道府県…

ローカルスーパーマーケット ぎゅーとら編

Ep.38 「北のサンシ、南のぎゅーとら」 と言われるのが三重県のスーパーマーケット事情だ。 この地では茨城県でいう「カスミ」や広島県でいう「イズミ(現・ゆめタウン)」のように絶対的な地域王者がいるわけではないが、南北エリアのそれぞれのトップが上…

伊勢志摩ガストロノミー

Ep.9 「御食国(みけつくに)」 と称され、古代より朝廷に神事などに用いる特別な海産物を献上してきたと言われるのが、若狭国、淡路国と志摩国である。 現在においても伊勢市、志摩市などのエリアは、海の幸・山の幸に恵まれ、 この圧倒的に豊かな食材に魅…