2021-01-01から1年間の記事一覧
Ep.79 「海」は何時間眺めていても飽きない と言う人はよく聞くけれど、それでは「川」はどうだろう? 私の地元・茨城には「利根川」という、それこそ日本で一番大きな川があるが、私は利根川をじっくり眺めたことなど一度もないし、またそう思ったことすら…
Ep.78 「伊勢いも」は県中部の多気町(たきちょう)が原産の「みえの伝統野菜」の一つだ。 長芋の一種とされるが、じゃがいものように丸い形状をしている。ただしサイズは大きい。 今回のテーマは「伊勢いも」 まずはとろろで食べることを試みたが、長芋のと…
Ep.77 去る11月13日(土)、「三重交通G スポーツの杜 鈴鹿」にて『三重ダービー 第2戦』が行われた。 鈴鹿ポイントゲッターズ(鈴鹿PG) vs ヴィアティン三重(V三重)である。 V三重 HPより JFLに属するこの2チームはシーズン前半、ともに成績不振により監…
Ep.76 風変わりな名をした山、イブネ(1,160m)は鈴鹿10座の一つで、山頂は「苔の絨毯」で覆われているらしい。 私は藤原岳を訪れた際(Ep.67参照)、苔の美しさと多様さに魅せられていたので、とても楽しみにしていた。 今回の登山口は滋賀県東近江市の甲津…
Ep.75 秋真っ盛り。一号館(Ep.36参照)で「柿」のポップを見つけた。 柿には「甘柿」と「渋柿」があり、これらの違いは、 渋み成分「タンニン」が口の中で溶けるかどうかで決まり、溶けると渋くなり、溶けなければ甘くなる。 とのこと。興味深い。これは有…
Ep.74 大半の三重県民にとっての大動脈、国道23号線(通称「にーさん」)が1年間で最も注目を集める日は、全日本大学駅伝が行われる日だ。 何しろ名古屋・熱田神宮から伊勢神宮までの106.8kmで争われるこの駅伝は、1区から8区までずっと「にーさん」を走って…
Ep.73 鈴鹿10座の一つ、銚子ヶ口(ちょうしがぐち)(1,076.8m)の登山口は、滋賀県東近江市の杠葉尾町にある。 杠葉尾町は「ゆずりおちょう」と読む。『杠』という漢字は見たことがなかったが、これだけで「ゆずりは」と読むらしい。 「ユズリハ」は植物の…
Ep.72 松阪赤菜(まつさかあかな)は「みえの伝統野菜」の一つで、鮮やかな紅色をしている印象的な野菜だ。 松阪赤菜は「日野菜」の原種に近いとされ、戦国武将・蒲生氏郷(がもううじさと)によって近江から松阪に持ち込まれたらしい。 日野菜の「日野」と…
Ep.71 ボートレース津は1952年に全国で初めてレースが行われた歴史ある競艇場だ。 先日、「ファン感謝オール津ター」が開催されていた。 左の建物はツッキードーム ポップなボートレース 私はボートレースについては、東京に住んでいたとき一度だけ多摩川ボ…
Ep.70 新たな挑戦「鈴鹿10座制覇」への道が始まった。 この前終わったんじゃないの? という方に説明すると、「鈴鹿セブンマウンテン」と「鈴鹿10座」は異なる。 前者が1964年に始まった登山大会に端を発するのに対し、後者は2015年、滋賀県の東近江市(鈴鹿…
Ep.69 四日市でおにぎりと言えば「おにぎりの桃太郎」(Ep.17参照)だが、県内には他にもおにぎりの専門店を見かける。 これまで私が暮らしてきたどの地域にも(東京でも地方でも)、こんなにおにぎり屋があるところはなかった。三重県の人たちはおにぎりが…
Ep.68 「脱炭素社会」 と聞いて違和感をいだく人はきっと私だけではないと思う。 世の中のムーヴメントについてではない。 呼称についてだ。 「脱炭素」と言うけれど、炭素とは私たち人間を含め、生きとし生けるものを構成している元素だ。 それを脱してどう…
Ep.67 藤原岳(1,140m)はカレンフェルトと呼ばれる石灰岩地形とフクジュソウをはじめとした様々な花で有名な名山だ。 鈴鹿セブンマウンテンの中では、人気や知名度は盟主・御在所岳(Ep.6、33、34参照)に譲るとしても、No.2がこの藤原岳だと思う。 私にと…
Ep.66 三重県で栽培されている大豆のほとんどの品種は「フクユタカ」で、「三重県産フクユタカ使用」と明記してある豆腐や油揚げや納豆(Ep.61参照)をスーパーでよく見る。 味噌は見ない。それならば味噌も三重県産のフクユタカで作ってしまおうと思いたっ…
Ep.65 私は百貨店(デパート)が好きなので近鉄四日市駅にある近鉄百貨店は毎週末訪れている。 品があって格が高いところが好きだ。商品の質も安心感も店員さんの接客する力も。これらはイオンに対してまさっていることだと思う。 家から自転車で行ける距離…
Ep.64 8月の終わりに雨乞岳(1,238m)へ。鈴鹿セブンマウンテンの中では最も滋賀県側に位置し、その昔、山頂にある池で雨乞いの儀式が行われていたらしい。 武平峠(ぶへいとうげ)の登山口から登ることにした。ここは既に滋賀県だ。私はこれまで鈴鹿スカイ…
Ep.63 もしあなたが自家用車で東名高速を走っていて、名古屋よりも西、関西方面に行こうとするとき、あなたは四日市ジャンクション(JCT)で選択を迫られる。 東名阪(ひがしめいはん)自動車道を行くか、 新名神(しんめいしん)高速道路を行くか。 上図 Go…
Ep.62 四日市で「鶏」と言えば三昌物産(株)だ。 市内の塩浜に本社を持つこの会社は、「大地のめぐみ」などの卵や「とりあん」を展開している。 とりあんは大分県発祥の唐揚げ専門店だが、四日市市内の店舗には三昌物産が鶏肉を提供しているようだ。 とりあん…
Ep.61 私は納豆が好きだがそれは茨城県出身だからではない。 「納豆イコール茨城県のアイコン」 のイメージを多くの人が抱いているのはなぜだろう? 2002年8月、高校二年生だった私は、茨城インターハイのボランティアにかり出されていた。 つくば市がバドミ…
Ep.60 「松阪もめん」は三重県の伝統工芸品の一つで、藍色の縞模様が特徴的な綿織物だ。 かつては松阪市を中心に生産されており、江戸っ子の間で大流行したらしい。 松阪市観光プロモーションサイトより 松阪市の「松阪もめん手織センター」を訪れた際、この…
Ep.59 四日市市立博物館にて、この夏休み期間に開催中のアルフォンス・ミュシャ展が賑わっている。 大人気のミュシャ展の片隅で、特別展示されていたのが「四日市空襲と戦時下のくらし」展だった。 終戦間際、ここ四日市でも激しい空襲により市街地が焼夷弾…
Ep.58 職場の地元出身者の方と話をしていると、彼らにとって津市とは、 「うなぎを食べに行くところ」 なのではないかと、たまに思う。 これは地元では知られた話で、2005年の総務省の家計調査によると、 「津は一人当たりのうなぎの消費量が日本一」 という…
Ep.57 数年前、京都駅の新幹線改札内でおみやげを探していた。 その際、漬物コーナーにある「ずいき」なる赤い野菜の漬物を見つけた。「京野菜」の一つだろうと思って興味深かったので、これを買って帰ることにした(ただし味は覚えていない..)。 先日、「…
Ep.56 三重の地から漂流しながらも生きながらえた歴史上の重要人物と言えば、江戸時代の船乗り、大黒屋光太夫(Ep.43参照)が有名だが、 光太夫よりもっと昔に、しかも沖縄の歴史に特筆すべき出来事をもたらした重要人物がいたことをご存知だろうか? 室町時…
Ep.55 一年前の今頃、コロナ禍で県内の小中学校が他県への修学旅行を自粛する、という動きがあった。 そんな折、津市観光協会が、津市を修学旅行先の選択肢に加えてもらおうとアピールするという記事(2020年8月13日、伊勢新聞)を読んだ。 当時の私は、近く…
Ep.54 四日市を拠点に活動する女子ラグビーチーム「PEARLS(パールズ)」は、今年の2月に行われた「全国女子ラグビーフットボール選手権大会」で優勝し、15人制女子ラグビーで初の日本一に輝いた。 私はこの試合をYouTubeのライブ配信で観ていた。パールズの…
Ep.53 三重県の県庁所在地は「津市」だが、この街について、県外の方にとってはおそらくいまいちピンとこない。 私は大学生のとき、全国をめぐる旅をしている際に初めてこの街を訪れたが、ただ駅を降りて夕食をとっただけで終わってしまった(Ep.0参照)。何…
Ep.52 5月下旬、よく晴れた暑い日に鈴鹿セブンマウンテンの一つ、鎌ヶ岳(1,161m)へ。宮妻渓谷キャンプ場から出発し、 キャンプ場 → 宮妻林道 → 水沢岳(1,029m) → 鎌ヶ岳 → カズラ谷ルート → キャンプ場 という一周ルートで目指すことにした。 不動の滝 …
Ep.51 三重県最北の町、いなべ市の「にぎわいの森」を訪れた。 ここはいなべ市が自然や農産品といった特徴をいかし、まちづくりの拠点と位置付けて2019年にオープンした場所で、飲食店や物販店が出店されている。 いなべ市は同年、全国で6番目、三重県で初め…
Ep.50 工場では必ず「緑地」を設ける必要がある。 そして「緑地面積」の割合というのが、工場敷地面積に対して定められており、四日市市のそれは「10%以上」というものだ(2020年4月時点)。 実はそれ以前は「20%以上」だったが規制が緩和された。 工場を保…