みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

三重県と文学

近鉄山田線 品格高き古都 in 松阪

Ep.184 牛肉ばかり有名なこの街を「古都」と言って伝わる人がどれくらいいるだろう。 松阪市のことである。 県庁所在地・津ほど発展していない。人は少ない。されど津と同様に品格高く、駅前から歩くと往時の面影を感じさせる。 一般的なイメージとしての京…

歌行灯(うたあんどん)

Ep.171 桑名に本店を持つローカルファミリーレストラン「歌行灯(うたあんどん)」。 うどんを中心としたメニューを揃え、和風造りの内装は品があり法事もできそうだ。 泉鏡花の小説『歌行灯』に登場する桑名のうどん屋に由来するとのこと。 創業は明治10年…

「犬がいた季節」

Ep.45 四日市を舞台にした伊吹有喜さんの青春小説「犬がいた季節」に地元が沸いている。 市の観光交流課は散策ガイドマップを発行し、市内最大書店の丸善では来店者の誰もが目につく場所に半年間にわたり伊吹有喜さんコーナーを設けて盛り上げている。 四日…

漂流 from 三重

Ep.43 地方ではしばしば「郷土の偉人」を顕彰した資料館や記念館がある。 歴史の教科書に登場するほどの人物ではあるものの、ドラマで繰り返し描かれるほどの存在でもない。他県出身者にとってはあまりよく知られていない。(そして残念ながら地元の人にとっ…