三重県の鉄道
Ep.187 JR紀勢(きせい)線。 亀山駅と紀伊半島を周って和歌山市駅を結ぶ(伊勢と紀州を結ぶ)、JRの幹線である。 路線距離は384km、実に96駅に及ぶ。 今回は松阪駅から亀山駅へ向かってみよう。 松阪駅(Ep.184参照)から津駅までは4駅20分。六軒駅→高茶屋…
Ep.184 牛肉ばかり有名なこの街を「古都」と言って伝わる人がどれくらいいるだろう。 松阪市のことである。 県庁所在地・津ほど発展していない。人は少ない。されど津と同様に品格高く、駅前から歩くと往時の面影を感じさせる。 一般的なイメージとしての京…
Ep.181 名古屋から電車で30分の三重県最大の都市・四日市からさらにローカル線で西に30分弱行った終着駅の山の麓から、バスとロープウェイで登った山頂に三重県唯一のスキー場がある、と言うと意外に思う人は多い(Ep.33、34、95参照)。 そのローカル線とは…
Ep.178 西桑名駅からいなべ市の阿下喜(あげき。Ep.51、143参照)駅までの20.4km、計13駅を結ぶローカル鉄道、三岐鉄道北勢線(さんぎてつどうほくせいせん)。 1914年開通である。 三岐鉄道三岐線(Ep.175参照)の東側を並行して走っている。 三岐鉄道 HPよ…
Ep.175 四日市北部の富田(とみだ)からいなべ市の藤原までの26.5km(全15駅)を結ぶローカル線、三岐鉄道三岐線(さんぎてつどうさんぎせん)。 可愛らしい黄色とオレンジ色の車体が特徴だ。 設立の経緯は藤原岳(Ep.67参照)で採れる石灰石と関わっている…
Ep.172 四日市市南部の河原田(かわらだ)駅と津駅を結ぶ「伊勢鉄道」。 全10駅、22.3kmのローカル線である。 勘違いしてる人は多いと思うがここはJR所有の線路ではない。 JR(関西本線)は河原田駅を出ると南西方向の亀山駅に向かい、また亀山から南東の津…
Ep.169 伊勢街道の玄関口・桑名から岐阜県大垣市に至る「養老鉄道」。 三重と岐阜は隣接県だが山に阻まれて両者を結ぶパスは限られている。 養老鉄道は数少ないその一つだ。 左手に養老山地を、右手に揖斐川(Ep.79参照)を見ながら北上する。 桑名駅から4駅…
Ep.166 鈴鹿市の沿岸部である若松から内陸の平田町までを結ぶローカル線が「近鉄鈴鹿線」である。 近鉄の一路線であるが近鉄名古屋線からの直通があるわけではないので独立した路線である印象が強い。 伊勢若松駅は郷土の偉人・大黒屋光太夫(Ep.43参照)の…
Ep.163 四日市周辺には多くのローカル鉄道がある。 「四日市あすなろう鉄道」もその一つだ。 冬季は天井にイルミネーション 「シースルー列車」 全9駅、トータルで7kmしかないことでもこのローカル度が伝わると思うが、一番の特徴は線路幅が狭い「ナローゲー…
Ep.104 幼い頃から身近にあった電車は何かしらの「イメージ」とともにあると思う。それは具体的な「情景」を伴うものかもしれない。 私の中では3つの鉄道でそれがある。 煌めく瀬戸内海の絶壁をコトコト走る呉線。水面で照り返す陽光と小島が浮かぶ穏やかな…