みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

三岐鉄道三岐線 トカゲが迎える終着駅 in 西藤原

Ep.175

四日市北部の富田(とみだ)からいなべ市の藤原までの26.5km(全15駅)を結ぶローカル線、三岐鉄道三岐線(さんぎてつどうさんぎせん)。

可愛らしい黄色とオレンジ色の車体が特徴だ。

 

 

設立の経緯は藤原岳Ep.67参照)で採れる石灰石と関わっている。

太平洋セメント(株)いなべ工場で石灰石を原料として製造されたセメントは、三岐鉄道により輸送されるのだ。それは現在でも続いている。

 

 

三岐鉄道三岐線の始発は近鉄富田駅から。近鉄名古屋線の隣のホームに待機していたため直接乗り込めてしまうが、本当は一度改札を出て再度三岐線のために入らなければならないらしい。

 

 

単線を進む。

富田を出て手延べそうめんの産地として有名な大矢知(おおやち)地区を抜けると、のどかな風景が広がり始まる。

 

 

近鉄富田駅から5駅目の保々(ほぼ)駅に到着。車窓から見る限り車両基地があるようだ。

 

ここで運転士さんが交代。

これまでの運転士さんも若かったが新しくやって来た運転士さんもまた若い。

2人が会話を交わす。笑顔が溢れる。

 

なんて爽やかなのだろう。

まるで高校野球のチームメイトのようだ。

こんなに若い人が、運転してくれているのだ。

 

 

終点の西藤原駅に到着。以前、藤原岳を登りに来たときも立ち寄ったが、電車に乗って来たのは初めてだ。

 

 

駅のホームでトカゲが出迎えてくれた。

改札口の駅員さんは居眠りされていた。

隣にはSLが展示された芝生の公園がある。

 

 

夏のある日の爽やかでのどかな半日旅だった。

 

 

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Sangi Railway Sangi Line

Ep.175

三岐鉄道三岐線 Sangi Railway Sangi Line is a local train connected Kintetsu Tomida station and Nishi Fujiwara station, only 26.5km,15 stations.

The terminal Nishi Fujiwara is a base site for hikers to Mt.Fujiwara and Mt.Oike (Ref.67, 85).

And what idyllic station is!  A tiny lizard welcomes us!

 

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