みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

桑名市

三岐鉄道北勢線 黄色の車体といなべの青空は抜群に映える in 阿下喜

Ep.178 西桑名駅からいなべ市の阿下喜(あげき。Ep.51、143参照)駅までの20.4km、計13駅を結ぶローカル鉄道、三岐鉄道北勢線(さんぎてつどうほくせいせん)。 1914年開通である。 三岐鉄道三岐線(Ep.175参照)の東側を並行して走っている。 三岐鉄道 HPよ…

三重県の地酒 日本酒以外編

Ep.174 「瀧自慢」や「作」を始め全国に名を知られる純米酒がある三重県(Ep.39、153参照)。 一方で日本酒以外のお酒もまた知られている。 上馬ビール(細川酒造、桑名市) 名称の上馬(あげうま)とは、もちろん多度大社の「上げ馬神事」(Ep.29、169参照…

歌行灯(うたあんどん)

Ep.171 桑名に本店を持つローカルファミリーレストラン「歌行灯(うたあんどん)」。 うどんを中心としたメニューを揃え、和風造りの内装は品があり法事もできそうだ。 泉鏡花の小説『歌行灯』に登場する桑名のうどん屋に由来するとのこと。 創業は明治10年…

養老鉄道 多度の弾き猿 in 多度

Ep.169 伊勢街道の玄関口・桑名から岐阜県大垣市に至る「養老鉄道」。 三重と岐阜は隣接県だが山に阻まれて両者を結ぶパスは限られている。 養老鉄道は数少ないその一つだ。 左手に養老山地を、右手に揖斐川(Ep.79参照)を見ながら北上する。 桑名駅から4駅…

なばなの里 Spring season編

Ep.155 2023年、ゴールデンウィーク期間中の県内の観光入込客数の統計(三重県HPより)が発表された。 三重県HPより これによると1位の観光施設は「ナガシマリゾート」で、9日間での訪問客数は66万人、とある。 ナガシマリゾートは「なばなの里」(Ep.32参照…

三重の大酒蔵市

Ep.153 三重県の地酒(純米酒)をとりあげたEp.39から2年。このときは55銘柄を紹介していた。 その後も三重の純米酒を飲み続けた私は、先日数えたら110銘柄に到達していた。 こんなに多くの三重の純米酒を飲んだことのある人はそういないだろう。 私が愚直に…

下を向いて歩こう 桑名編

Ep.134 四日市市内の「デザインマンホール」を紹介して好評?だったEp.110。 今回は桑名編となる。 私自身、まさかこの「下を向いて歩こう」シリーズの第二弾があるとは思っていなかったが、NTN総合運動公園(Ep.115参照)を訪れた際、図らずも桑名市のデザ…

ヴィアティン三重(バレーボール男子チーム)

Ep.130 プロバレーボールリーグ「Vリーグ」のDivision2に所属するヴィアティン三重のバレーボール男子チーム。 ホームエリアは北勢地域と津市で、Jリーグ入りを目指しているヴィアティン三重のサッカー男子チーム(Ep.46、77、118参照)と同様に、こちらもカ…

NTN総合運動公園

Ep.115 NTN総合運動公園は桑名市の自然豊かな場所にある。 私が好きなローカルスーパー「一号館プラス 桑名陽だまり店」(Ep.36参照)の近くだ。 NTNはもちろんベアリング大手のNTN株式会社のことで、桑名市発祥のこの会社が公園の名前に冠しているようだ。 …

式年遷宮のリユース

Ep.109 私が好きな作家、伊東潤さんは2020年、「茶聖」を上梓するにあたり以下のコメントをされていた。 『 戦国時代を扱う歴史小説家は、いつかは千利休に挑まねばならないと思ってきました。 それだけ戦国時代において茶の湯の存在は大きく、信長、秀吉、…

純喫茶 ランチ編

Ep.105 モーニングサービスの文化がある中京圏の純喫茶(Ep.102参照)。 他方で、ランチで利用するのももちろんいい。 お昼時に純喫茶に行きメニューにカツカレーがあるとき、私は注文することにしている。 なぜカツカレーなのか? と問われると、好きだから…

なが餅・安永餅、餅街道

Ep.96 四日市の銘菓といえば「なが餅」である。全国的な知名度には乏しいけれど圧倒的に歴史が古い。「なが餅」を販売する笹井屋によると創業は1550年とのことだ。桶狭間の戦いの10年前だ。 薄っぺらくて長い白い餅の中にあんこが入っている。 食べ応えには…

気球 on 三重

Ep.83 みなさんは「気球」について深く考えたことはありますか? とりわけ最も一般的な「熱気球」については、「温かい空気は上方へ昇っていく」という性質を利用した単純なものだ。 私はケミカルエンジニアだが、当初これをなかなかイメージできなかった。 …

三重なばな 三重県の伝統食材7

Ep.81 「三重なばな」は洋種アブラナの茎と若葉を食用とした「みえの伝統野菜」の一つだ。 県内では桑名市、木曽岬町、松阪市で栽培が盛んらしい。 なので桑名市長島町にあるナガシマリゾート「なばなの里」(Ep.32参照)は、同町で生産が盛んな「なばな」か…

揖斐川・長良川・木曽川

Ep.79 「海」は何時間眺めていても飽きない と言う人はよく聞くけれど、それでは「川」はどうだろう? 私の地元・茨城には「利根川」という、それこそ日本で一番大きな川があるが、私は利根川をじっくり眺めたことなど一度もないし、またそう思ったことすら…

都納豆(みやこなっとう)

Ep.61 私は納豆が好きだがそれは茨城県出身だからではない。 「納豆イコール茨城県のアイコン」 のイメージを多くの人が抱いているのはなぜだろう? 2002年8月、高校二年生だった私は、茨城インターハイのボランティアにかり出されていた。 つくば市がバドミ…

ヴィアティン三重(サッカー男子チーム)

Ep.46 三重県から初のJリーグ入りを目指すチームの中で最も近い位置にいるのが「ヴィアティン三重」だ。 同じ県内の鈴鹿ポイントゲッターズ(Ep.40参照)が、ホームスタジアムの整備が間に合わず、まだJ3ライセンスを取得できていないのを尻目に、ヴィアティ…

ランニング

Ep.42 歳をとると体重が落ちにくくなるというのは身をもって感じる。 20代のときと同じ距離を走ったところで、自分が適性と思っている体重まで容易には落ちてくれず。 かといって、より長い距離を走ったり、走る頻度を増やすほどの気力もなく。 したがって今…

三重県の地酒

Ep.39 それまで日本酒を真剣に味わって飲んだことはきっとなかった。 少なくとも体系的に、味を文章表現したり好みを評価したりというようなことは。 以下はこの半年に渡り、三重県の地酒を毎晩飲み続けた結果をまとめたものだ。 これを実施するにあたり、ま…

なばなの里 Winter season編

Ep.32 植物園が好きだということに気付いた。 動物園や水族館に比べると地味ではある。 いやその前に「植物園」とは? 私にとって純粋な「植物園」と言うと、思い浮かぶのは地元つくば市にある「筑波実験植物園」だけだ。 そもそも絶対数が少なそうだ。 なら…

桑名の蛤

Ep.31 初めて、桑名(くわな) という地名を知ったのは小学校高学年か中学生の時だったと思う。 当時、私は母に連れられて土方歳三を主人公とした宝塚歌劇団の舞台を観に行ったことがきっかけで、新選組を扱った司馬遼太郎の小説「新選組血風録」や「燃えよ…

多度大社

Ep.29 「お伊勢参らば お多度もかけよ お多度かけねば 片参り」 と言われるのは、桑名市にある神社、多度大社(たどたいしゃ)のことだ。 四日市で1年間以上暮らしながらも最近までこの神社の存在を存じ上げなかったこともあり、上記を聞いたときは、ほんま…