みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

三重の大酒蔵市

Ep.153

三重県の地酒(純米酒)をとりあげたEp.39から2年。このときは55銘柄を紹介していた。

その後も三重の純米酒を飲み続けた私は、先日数えたら110銘柄に到達していた。

 

こんなに多くの三重の純米酒を飲んだことのある人はそういないだろう。

 

私が愚直に三重の純米酒を飲み続けていることを職場の人間に話すと、○○さんも日本酒が好きだ、△△さんも詳しい、など自ずと社内の他の日本酒好きの人たちを把握することとなり、いつしかその○○さんと酒に関する会話を交わすようになり、色々な情報がもたらされることとなった。

 

そんな日本酒好きのある先輩社員の一人から、聞いたイベントが「三重の大酒蔵市」だった。

 

 

コロナで中止されていたため3年ぶり(2019年9月以来)の開催。

私が四日市に越して来てからすぐにコロナの社会になってしまったため、私は参加したことがなかったのだった。

 

 

開催日は雨。けれど会場は近鉄四日市駅前の商店街でアーケードなので問題なし。

11時開始のところ、11時15分に着くとわんさか人がいた。

さすが「30万人都市、四日市」の力を見せつけてきたな、と思った。

みなさんもう既に酒を飲んだり弁当やつまみを食べたりしていた。

 

 

当日券¥4,000で9枚綴りのチケットとおちょこを受け取る。

基本的にはチケット1枚とおちょこ1杯(約90mL)が引き換えで、各酒蔵の各銘柄が飲めるというシステムだ。食べ物との引き換えもできる。

 

「瀧自慢 純米吟醸 備前雄町(瀧自慢酒造、名張市)」

「義左衛門 G-collection 三重県酵母 MK-5(若戎酒造、伊賀市)」

「& WAGYU(中山酒造、松阪市)」

 

19の酒蔵が出店されていた。私は飲んだことのない銘柄(と言っても数えるほどしかなかった)を飲み進めることにした。

 

途中で、食べ物の何かとチケットを交換しようかな、とも思った。

が、「いや、私は今回“酒を飲みに来た”のだ」と思い直し、9枚のチケットはオール酒で行くことに決めた。

 

そんな意地の姿勢のせいで、途中から酔って気持ち悪くなってきた。

 

「参宮 純米吟醸 あんぷれゔゅ(澤佐酒造、名張市)」

天一 無濾過生 純米原酒(早川酒造部、川越町)」

「青雲 颯 純米吟醸 神の穂(後藤酒造場、桑名市)」

 

結果的に6銘柄を試飲。全てこれまでに飲んだことのないものだった。

 

最も印象的だったのは「参宮 純米吟醸 あんぷれゔゅ」。ヨーグルトのような風味で良かった。

参宮は『月夜見』を以前に飲んだことがあったがこちらはかなり辛いものだった。『あんぷれゔゅ』は存在も知らなかったが、2,000円後半で販売されている高級路線の純米酒のようだ。

 

でもやっぱり一番は「瀧自慢」だ。今回の『備前雄町』は初めて飲んだが、『ノーマル純米吟醸』や『神の穂』と並ぶ旨さ。ふくよかで余韻も良い。今回唯一、2杯飲んでしまったのだった。

 

瀧自慢は2016年の伊勢志摩サミットの乾杯酒となった『純米大吟醸』や『酒門 JAPAN PROUD』が他県の人にとっては人気かもしれないが、これらは白ワインタイプのもの(要するに「獺祭」のように甘ったるくて華やか。私の好みではない)であり、そっちの路線が真ではないのだ。

 

 

という感じで、私は滞在時間が1時間に満たないスピード勝負だったが十分楽しめた。

 

「チケット1枚¥444=おちょこ1杯」なので随分高いな、と途中で気付いたが、既に酔っていたこともあり、まあいいか、となったのだった。

 

 

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Sake made in Mie event 三重の大酒蔵市

Ep.153

The Sake event held in the center of Yokkaichi city and was for the first time in this 3 year due to corona virus pandemic.

People who bought tickets exchange a filled with cup (90mL) of Sake and tried various 50 kind of sake made by 19 makers from Mie.

But I knew almost all of them, because I have already 110 kind sake of this prefecture!

 

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