Ep.155
2023年、ゴールデンウィーク期間中の県内の観光入込客数の統計(三重県HPより)が発表された。
これによると1位の観光施設は「ナガシマリゾート」で、9日間での訪問客数は66万人、とある。
ナガシマリゾートは「なばなの里」(Ep.32参照)、ナガシマスパーランド(遊園地)とおそらく「ジャズドリーム長島」(三井アウトレットパーク)も含む合算の数値である。
名古屋の近接であり三重の玄関口・桑名にあることの「場所メリット」が決定的に大きいと推察できるが、それでも2位の伊勢神宮・32万人を倍近く離しているのには驚かされる。
春シーズンのなばなの里において見頃を迎える花は、ざっくり示すと、
梅(3月)→チューリップ(4月)→ネモフィラ(5月)→バラ(5月)→あじさい(6月)
と移っていくようだ。
今回私が訪れた4月上旬には「チューリップまつり」が開催されていた。
「200種類、180万球のチューリップ」とのことだった。
チューリップをこんなに真剣に観たのは人生で初めて。
桜も満開だし、根元には次に見頃を迎えるネモフィラも咲き始めているのが確認できる。
チューリップ Tulip
私はこれまで漠然と、
Tú あなたの(スペイン語)
Lip くちびる(英語)
で、「あなたのくちびる」だな、と考えていた。
随分となまめかしいメタファーだが、確かに「くちびる」に似てるしな、と。
花弁の一般が「くちびる」に似ているとも言えるが、中でもチューリップのそれと言うのは、花弁が「花開く」というよりも垂直に切り立っていて「閉じて」いるかのよう。
この湾曲している様も「くちびる」のように見える。
しかしこれを機にチューリップの語源について調べてみると、トルコ語の「Tulipan(チューリパ)」とされ、チューリパとはトルコで使用されるターバンのような帽子、とのことだった。
全然、くちびるではなかった。
なるほど、確かに花弁が「開いて」いる品種もたくさんある。
ため息が出るほど圧巻の光景。とても楽しめた。
----------------------------------------
なばなの里 Nabanano-sato in the Spring season
Ep.155
The Tulip festa was held in Nabanano-sato.
Spring is the season of Tulip, therefore millions of flowers flourish and let us know how diverse shapes and colors this is!
https://www.nagashima-onsen.co.jp/nabana/event/flower/index.html