みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

近鉄 撮り鉄

Ep.104

幼い頃から身近にあった電車は何かしらの「イメージ」とともにあると思う。それは具体的な「情景」を伴うものかもしれない。

私の中では3つの鉄道でそれがある。

 

煌めく瀬戸内海の絶壁をコトコト走る呉線。水面で照り返す陽光と小島が浮かぶ穏やかな海を横にして走っていた(三原―竹原)。

 

京浜急行は横須賀方面に向かってハイスピードでぶっ飛ばす赤い電車。「トゥー・ルルルルルル・ルゥー」という奇妙な始動音とともに(余談だがドレミファインバーターと言うらしい。21年7月に廃止されたらしい)(品川―追浜)。

 

常磐線は、、車窓から見る景色でこれと言ったイメージは湧かないけれど、上野始発でパンパンに膨らむほど乗客を積んで出発し、柏→我孫子→取手→牛久あたりでみるみる乗客が少なくなっていき、土浦に着く頃には1車両に数人しか残っていないあの寂しさ(余談だが日暮里で降りる人も1両に1人くらいいた。だったら山手線に乗ればいいのに、と思うのは私だけ?)(上野―土浦)。

 

これらの路線を利用しなくなって久しいが私の中ではいまだに上記のイメージとともにある。

 

呉線 トレたび HPより

 

現在四日市に住む私にとって身近な鉄道といえば「近鉄近畿日本鉄道)」である。

しかし近鉄を利用する機会というのはほとんどない。会社で飲み会があるときに最寄駅から近鉄四日市駅まで「近鉄 湯の山線」を使うくらいだ。

ただし利用しないからといって身近でないわけではない。近鉄は私の日常の風景の中にある。

 

それでは冒頭の話を持ち出すと近鉄のイメージとは何だろうか?

私にとってのそれは、近鉄は「田んぼが抜群に似合う電車」というものである。

 

 

関東や東日本出身の人にとっては、近鉄とは関西都市圏の鉄道のイメージが強いと思う。事実私もそうだった。

百貨店を持っているし、プロ野球オリックス・バファローズ(旧・近鉄バファローズ)やラグビーの花園近鉄ライナーズEp.98参照)だったり、実際に大阪や京都の都市部を走っているからアーバンな鉄道であると言える。

 

しかし近鉄とは、三重や奈良ではそうではないのだ。「三重や奈良では、ひたすら田んぼの中を走っている」のだ。(三重や奈良自体がカントリーサイドだから必然的にそうなる)

四日市に越してきた当時の私にとってこれは発見だった。

 

近鉄の路線図 HPより

 

あるとき自転車で四日市市内を走っていた私は「田んぼと近鉄」を体現するような典型的な場所を見つけた。近鉄四日市よりやや北に位置する「羽津(はづ)」地区だ。

一面田んぼのこの地を見てふと思い立ったことが「撮り鉄をしてみよう」というアイデアだった。

 

なお私は写真撮影については関心がなく、これまで写真撮影目的で外出したことといえば、それこそ「四日市JCT下」(Ep.63参照)のときが初めてだった。けれど「撮り鉄」という行為には少し興味があったので軽い気持ちで挑戦してみたのだった。

 

羽津より

 

後日、カメラを持って再び羽津の田んぼを訪れた。この場所は「近鉄 名古屋線」の線路なので、名古屋⇄伊勢志摩も名古屋⇄大阪もどちらも通る。それに見通しも良かった。

上記写真の右手側が伊勢志摩&大阪方面、左手側が名古屋方面だ。

繰り返すが私は「田んぼと近鉄」という構図にこだわりたかった。

 

三脚とカメラをセッティングしていると、右手側からさっそく電車が来た。いつもよく見るデザインのやつだ。

 

 

シャッターは押したものの要領をつかめないうちに電車は通り過ぎた。

間を置かずに同じ方向から今度はオレンジと白の車両が来た。何かの特急だった。

 

 

なかなかに難しい。

いまいちしっくりこないので撮影のモードをスポーツモードに変えることにした。動きのある被写体を撮るのに有効らしい。さっそく一般車両が来た。

 

 

めっちゃ疾走感がある! 鈍行なのに!?

次は何のモードで撮ろうかと手元をいじっていると左手側からワインレッドの洗練されたデザインの車両がやって来た。この特急列車は私でも名前を知っている。『ひのとり』だ。

 

 

『ひのとり』は近鉄が18年ぶりに投入した新型特急車両だ。20年2月のお披露目試乗会がコロナ禍により中止されるという散々なデビュー戦だったが、その後はすこぶる評判が良いらしい。

「威厳と気品」をコンセプトとして車体の赤色にはこだわり、ペイントメーカーと試行錯誤したとのこと。

 

名古屋から大阪へ電車で行こうとするとき、通常ならば東海道新幹線を利用するわけだが、あえて『ひのとり』を利用して行くのも面白いかもしれない。

 

そんな『火の鳥』が大阪へと向かう。四日市の田んぼの中を突っ切り、火の鳥が飛んで行った。

 

背景はコンビナート

 

すると右手からまた見たことのない特急がやってきた。

 

 

リアルタイムでスマホで調べながら撮影していた。この特急は「23000系 伊勢志摩ライナー」のようだ。

今は日曜日の午後。リゾート地・伊勢志摩で週末を楽しんだ乗客たちを日常へと戻すべく、伊勢志摩ライナーは名古屋に向かって走る。

 

Ep.96参照

 

それにしても右から左からひっきりなしに電車はやって来る。

短時間でたくさん撮影できるという点でも、良い撮影場所だったようだ。しかも踏切が鳴ってくれるから電車が来る前に撮影の準備を整えることができる。

 

特急列車も普通列車も何枚も撮れた。やっぱり近鉄は田んぼが抜群に似合うな、とあらためて思った。

最後に撮り鉄をしてみた感想について、けっこう楽しかった。ということを付け加えておきたい。

 

 

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Kintetsu trains and Taking photos of them

Ep.104

Kintetsu railway company is one of the biggest private train company in west Japan.  For people in Mie, it’s familiar with it.

In my images, Kintetsu train runs across country side, in the rice field!

What impressive this trains are!

 

One day, I found a fine spot to show ”Kintetsu with the rice field”, so that I came up with taking photos of them.

This is called Tori-tetsu which are a kind of acts for the train otaku.

 

From limited express trains to normal trains, I was able to take lots of photos by a digital camera on the tripod.

It was too fun!

And I re-recognized Kintetsu trains “with the rice field” looked so good.

 

www.kintetsu.jp

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www3.nhk.or.jp