みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

四日市JCT下

Ep.63

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もしあなたが自家用車で東名高速を走っていて、名古屋よりも西、関西方面に行こうとするとき、あなたは四日市ジャンクションJCT)で選択を迫られる。

 

東名阪(ひがしめいはん)自動車道を行くか、

新名神(しんめいしん)高速道路を行くか。

 

上図 Google mapでエックス “X” のごとく示される四日市JCTにおいて、

左下が東名阪、左上が新名神だ。たいていの人は東名阪を選ぶかもしれない。

(両者はこの先の亀山JCTで再び交わる)

 

一方、関西から東に行こうとする場合も同様だ。

東名阪で名古屋中心部に向かうか(Xの右上)、

伊勢湾岸道で最短ルートを行くか(Xの右下)。

 

今回は「四日市JCT下」という奇妙なタイトルで書いてみたいと思う。

 

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2年前の秋、東京のメーカーを退職することになった私は、部署の方たちに送別会を開いてもらっていた。

転職先は四日市になることを言うと、一人の年配社員の方が話しかけてくれた。

 

四日市と言えば四日市ジャンクションだよね! あそこ混むんだよね〜」

 

そのとき私は四日市周辺の地理など詳しくなく、四日市JCTの存在も知らなかったため、

「へー、そうなんですか」

と答える以外になかった。

私はそれまでその社員の方と一度もお話したことがなかった。地元が大阪というその方は、帰省の際は一家で車に乗って帰るのだという。

 

驚くべきことに、「四日市と言えば四日市JCT」とする人が、その方以外に少なくとも3人はいた。

そこに至って私が気付いたことは、東京のように東日本で働いているが地元や故郷は西日本、という人の中で、一定数は自家用車で帰省している、という事実だった。

彼らは必然的に東名を利用するから、名古屋を抜けた後、待ち受けるのが四日市JCTなのだ。

 

 

その後、四日市で暮らし始めてから四日市JCTの存在を意識することはなかった。

そんな折、休日に会社の自転車部の人たちとサイクリングをした際、四日市JCTの下を通る機会があった。

そのとき私は、初めて高速道路のジャンクションというものを真下からまじまじと観、その「造形美」とも言えるものに興味を持ったのだった。

 

そんな経緯があったので、今回あらためて四日市JCT下を訪れ、撮影を試みた。

ジャンクション下の「世界」の全貌を知ってもらえると幸いだ。

 

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「直線」と「曲線」

この幾何学的な美しさがJCT下の特異な世界を形成しているのかもしれない。

 

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ジャンクション上を車で走っていて凄い景色だなと思うことはあった。

例えば私にとっては都心から地元・茨城に帰る際の、常磐道に入る前にある「堀切JCT」などがそうだ。荒川や隅田川をまたぎながら、向こうに見えるのはスカイツリーや大都会のビル群。

人類はよくこんなモノ造ったな、と思うほど、壮大な建造物であり圧巻の景色だ。

 

けれど、違う感動がジャンクション下にはある。

四日市JCTを利用するドライバーの皆さん。今度ここの上を通る際は、この下に存在する特異な世界に思いを馳せてみては?

 

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Under the Yokkaichi junction

Ep.63

Yokkaichi has Yokkaichi junction.

It’s very important high-way intersection which links East to West area of Japan.

 

When I rode under Yokkaichi junction by bicycle, the sight and shape of that made me strong impression.

So in this episode, I tried taking photos.

 

I hope you feel and recognize an another world, “Under the Yokkaichi junction”.