鈴鹿市
Ep.201 2010年12月、大学院生だった私はハワイで行われた国際学会から帰路につくため旧ホノルル国際空港にいた。 海外の空港に慣れていなかったために帰国便の航空会社の搭乗手続き窓口がどこか分からず、研究室の同期とともに2人でそれらしい雰囲気のある列…
Ep.200 なんて快挙なのだろう。 200回に到達した。 このブログのことだ。 20年10月に開設したこのブログは「“地域性”の面白さを伝える、光を当てる」ことを目的として始めた。ここでの地域とは、私が暮らす四日市市や三重県のこと。 ただの紹介で終わらせず…
Ep.198 <オールブラックスの4人のスタンドオフ> 2011年、ニュージーランド代表・オールブラックスは自国開催のW杯で試練にみまわれていた。 当時すでに世界最高のSO(スタンドオフ)だったダン・カーターがプールステージ後のトレーニング中に負傷。大会か…
Ep.195 「全時代、全世界、全カテゴリーを通じて最も好きなラグビー選手は?」 と問われたら、マア・ノヌー Ma’a Nonuと答える。 私はノヌーが大好きなのだ。 マア・ノヌー Ma’a Nonu Sky Sports より ニュージーランド代表オールブラックス通算103キャップ…
Ep.192 Division1 第4節(1/7)、三重ホンダヒートvs静岡ブルーレヴズ。 ヒートにとっては3戦連続でのホーム鈴鹿開催だ。 近鉄四日市駅構内の柱に貼られていた広告 静岡ブルーレヴズ。 まったくピンとこない。旧ヤマハ発動機ジュビロである。 レヴズRevsとは…
Ep.190 高等専門学校「高専(こうせん)」 5年間(高校1年生〜大学2年生に相当)、その後(成績優秀かつ)希望者は「専攻科」に進んで2年間(大学3、4年生に相当)を学ぶ。 一般的には5年間、最長で7年間の教育システムである。 工学(機械・電気・化学など…
Ep.189 三重ホンダヒートの第3節(ホーム第2戦)の相手は東京サントリーサンゴリアス。 言わずと知れた日本ラグビー界の名門である。 東京サントリーサンゴリアス HPより 私が高校ラグビーをしていた2000年代前半当時、トップリーグ(旧社会人リーグ)で一時…
Ep.186 三重ホンダヒートの23-24シーズンホーム開幕戦は12月16日(土)。 相手はクボタスピアーズ船橋・東京ベイである。 前節(前週)、敵地でコベルコ神戸スティーラーズに15-80での大敗は、Division1での洗礼を受けたと言ってよいだろう。ファンにとっても…
Ep.185 一般市民が自分の自転車で鈴鹿サーキットを走行できる「スズカ8時間/4時間エンデューロ」。 制限時間内にコース1周5.8kmを何周できるかを競う。 公式HPより 鈴鹿サーキットでは同コースをランニングできる12月の「鈴鹿シティマラソン」(Ep.133参照)…
Ep.183 南アフリカ代表・スプリングボクスの史上最多4度目の優勝で幕を閉じたラグビー2023フランスW杯。 その余韻も冷めぬ中、スプリングボクスとニュージーランド代表・オールブラックスの選手たちが大挙所属するジャパンラグビーリーグONEの23-24シーズン…
Ep.167 広島から茨城のつくば市に移り住んだのは小学4年生の夏だから1995年のことだった。 祖父母が暮らしていたのでそれまでもお盆や正月休みの度につくばに来てはいたが、一時的な滞在ではなく生活するとなると別の話だった。 まず興味を抱いたのは「テレ…
Ep.166 鈴鹿市の沿岸部である若松から内陸の平田町までを結ぶローカル線が「近鉄鈴鹿線」である。 近鉄の一路線であるが近鉄名古屋線からの直通があるわけではないので独立した路線である印象が強い。 伊勢若松駅は郷土の偉人・大黒屋光太夫(Ep.43参照)の…
Ep.154 22-23シーズン、リーグワンDivision2のレギュラーシーズンを2位で終えた三重ホンダヒート。 続くDivision2内の順位決定戦も2位で通過した彼らは、いよいよDivision1のチームとの入替戦に駒を進めた。相手はDivision1のレギュラーシーズンを11位で終え…
Ep.145 日本ラグビーリーグワンDivision2の2022-2023シーズン 三重ホンダヒートにとっては、悲願のDivision1(1部)昇格に再チャレンジするシーズンが始まった。(Ep.89、98参考) <22-23シーズンの三重ホンダヒート> シーズン開幕前、チームにとって最大…
Ep.142 『 温暖で肥沃な平野と豊饒の海を擁する伊勢は、山海の幸に恵まれた「美し国(うましくに)」。 「美しくすばらしい国」という意味も持つこの言葉が表すように、この地は日本ならではの四季の移り変わりを持ち、その美しい自然の中で育まれる四季折々…
Ep.133 モータースポーツの街・鈴鹿のシンボル「鈴鹿サーキット」(Ep.106、121、124参照)。 ここが広く市民に開放されるイベントが「鈴鹿シティマラソン」である。 SuperGT→鈴鹿8耐→F1日本GPときて、1年間の締めがこのイベント。 種目は10.0km(約2周)、…
Ep.124 モータースポーツ界のヒエラルキー頂点「F1(フォーミュラーワン)」 今年2022年は、3年ぶりに鈴鹿サーキットで開催された(2022年F1第18戦 日本グランプリ)。 ミハエル・シューマッハ(フェラーリ時代) Octane HP より 私はF1に明るくないが、学部…
Ep.121 鈴鹿サーキットの夏の風物詩「鈴鹿8耐(鈴鹿8時間耐久ロードレース)」 今年2022年は、3年ぶりに開催された。 私にとって鈴鹿サーキットでの観戦は5月のSuper GT 第3戦(Ep.106参照)以来。バイクレースは初めてだ。バレンティーノ・ロッシ(イタリ…
Ep.118 8月下旬、鈴鹿ポイントゲッターズの三浦泰年監督(ヤス監督)以下、数名の選手たちが四日市市役所を表敬訪問したとのローカルニュースを見た。 そこには三浦知良選手(カズ選手)の姿もあり、四日市市のご当地キャラ「こにゅうどうくん」とハグをした…
Ep.106 鈴鹿市といえば「モータースポーツの街」 F1日本グランプリが行われる「鈴鹿サーキット」は、国内で最も著名なサーキット場だ。 私は三重県に越してきてから2年半。ようやく観戦機会に恵まれた。 昨年2021年、鈴鹿サーキットで行われるレースを観に行…
Ep.98 オーストラリアのラグビー選手、クウェイド・クーパーはスーパースターだ。 変幻自在のパス、華麗なステップ、俊敏な動き、予測不能なプレー。 もはや死語だがサッカーで言う「ファンタジスタ」といったところだろうか。 Quade Cooper The Guardian HP…
Ep.96 四日市の銘菓といえば「なが餅」である。全国的な知名度には乏しいけれど圧倒的に歴史が古い。「なが餅」を販売する笹井屋によると創業は1550年とのことだ。桶狭間の戦いの10年前だ。 薄っぺらくて長い白い餅の中にあんこが入っている。 食べ応えには…
Ep.92 「三重バイオレットアイリス」は鈴鹿市を拠点に活動する女子ハンドボールチームの強豪だ。 10チームが参戦する女子リーグにおいて、5シーズン連続で4位以上に入りプレーオフに進出している。 私は四日市に越して来たばかりの頃、CTY(北勢地域のケーブ…
Ep.91 私は歌人の俵万智さんが好きなのでデビュー作から最新作までの歌集を全て読んでいる。 小説やエッセーなんかも、読んでいる。 俵万智といえば、デビュー作『サラダ記念日』(1987年)の 『 「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日 』…
Ep.89 東京の日野市に住んでいたときの話だ。 ある金曜日、会社帰りにJR日野駅前の「やよい軒」でひとり夕食を食べていた。 すると隣のテーブルにいた若い男性がノートパソコンとにらめっこしていた。彼が着てきたジャンパーには「日野自動車レッドドルフィ…
Ep.80 京都や奈良といった古都の近場に位置する三重県(伊勢国)にはいくつかの「古代遺跡」がある。 1. 伊勢国分寺跡 市内で発掘された縄文時代の土器や石器が展示されている鈴鹿市考古博物館。その隣にあるのが「伊勢国分寺跡」だ。 聖武天皇によって各国…
Ep.77 去る11月13日(土)、「三重交通G スポーツの杜 鈴鹿」にて『三重ダービー 第2戦』が行われた。 鈴鹿ポイントゲッターズ(鈴鹿PG) vs ヴィアティン三重(V三重)である。 V三重 HPより JFLに属するこの2チームはシーズン前半、ともに成績不振により監…
Ep.69 四日市でおにぎりと言えば「おにぎりの桃太郎」(Ep.17参照)だが、県内には他にもおにぎりの専門店を見かける。 これまで私が暮らしてきたどの地域にも(東京でも地方でも)、こんなにおにぎり屋があるところはなかった。三重県の人たちはおにぎりが…
Ep.56 三重の地から漂流しながらも生きながらえた歴史上の重要人物と言えば、江戸時代の船乗り、大黒屋光太夫(Ep.43参照)が有名だが、 光太夫よりもっと昔に、しかも沖縄の歴史に特筆すべき出来事をもたらした重要人物がいたことをご存知だろうか? 室町時…
Ep.48 サッカー天皇杯の戦いは、春先から既に始まっていることをご存知だろうか? 元日決勝が風物詩になっているこの大会は、最後の方まで残るのはJ1のチームだが、一回戦から登場するのは「都道府県代表」チームだ。 そして天皇杯本戦の前に、この都道府県…