みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

純喫茶 ランチ編

Ep.105

モーニングサービスの文化がある中京圏の純喫茶(Ep.102参照)。

他方で、ランチで利用するのももちろんいい。

 

お昼時に純喫茶に行きメニューにカツカレーがあるとき、私は注文することにしている。

 

なぜカツカレーなのか?

と問われると、好きだからだ。

 

それに純喫茶で食べると店内の雰囲気との相乗効果でより美味しくなるように思うのだ。

 

ヴァンセンヌ

ギトギト感のあるソース

 

 

『英国館』

品があっておとなしめ

 

『喫茶 にわ』

カツがあらかじめ浸かっているタイプ

 

やっぱり純喫茶で食べるカツカレーは最高だな。

 

 

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Jun-Kissa café “Cutlet curry”

Ep.105

Jun-Kissa café has their distinctive “Morning service”.  It’s one of the cultures in Tokai region.

Of course, Lunch service is also good.  For me, usually try “Pork cutlet curry”.

Why?

Because I love this cuisine!

 

In addition, I feel getting yummy according to induce the synergy effect with the interior or an atmosphere of such café!

 

近鉄 撮り鉄

Ep.104

幼い頃から身近にあった電車は何かしらの「イメージ」とともにあると思う。それは具体的な「情景」を伴うものかもしれない。

私の中では3つの鉄道でそれがある。

 

煌めく瀬戸内海の絶壁をコトコト走る呉線。水面で照り返す陽光と小島が浮かぶ穏やかな海を横にして走っていた(三原―竹原)。

 

京浜急行は横須賀方面に向かってハイスピードでぶっ飛ばす赤い電車。「トゥー・ルルルルルル・ルゥー」という奇妙な始動音とともに(余談だがドレミファインバーターと言うらしい。21年7月に廃止されたらしい)(品川―追浜)。

 

常磐線は、、車窓から見る景色でこれと言ったイメージは湧かないけれど、上野始発でパンパンに膨らむほど乗客を積んで出発し、柏→我孫子→取手→牛久あたりでみるみる乗客が少なくなっていき、土浦に着く頃には1車両に数人しか残っていないあの寂しさ(余談だが日暮里で降りる人も1両に1人くらいいた。だったら山手線に乗ればいいのに、と思うのは私だけ?)(上野―土浦)。

 

これらの路線を利用しなくなって久しいが私の中ではいまだに上記のイメージとともにある。

 

呉線 トレたび HPより

 

現在四日市に住む私にとって身近な鉄道といえば「近鉄近畿日本鉄道)」である。

しかし近鉄を利用する機会というのはほとんどない。会社で飲み会があるときに最寄駅から近鉄四日市駅まで「近鉄 湯の山線」を使うくらいだ。

ただし利用しないからといって身近でないわけではない。近鉄は私の日常の風景の中にある。

 

それでは冒頭の話を持ち出すと近鉄のイメージとは何だろうか?

私にとってのそれは、近鉄は「田んぼが抜群に似合う電車」というものである。

 

 

関東や東日本出身の人にとっては、近鉄とは関西都市圏の鉄道のイメージが強いと思う。事実私もそうだった。

百貨店を持っているし、プロ野球オリックス・バファローズ(旧・近鉄バファローズ)やラグビーの花園近鉄ライナーズEp.98参照)だったり、実際に大阪や京都の都市部を走っているからアーバンな鉄道であると言える。

 

しかし近鉄とは、三重や奈良ではそうではないのだ。「三重や奈良では、ひたすら田んぼの中を走っている」のだ。(三重や奈良自体がカントリーサイドだから必然的にそうなる)

四日市に越してきた当時の私にとってこれは発見だった。

 

近鉄の路線図 HPより

 

あるとき自転車で四日市市内を走っていた私は「田んぼと近鉄」を体現するような典型的な場所を見つけた。近鉄四日市よりやや北に位置する「羽津(はづ)」地区だ。

一面田んぼのこの地を見てふと思い立ったことが「撮り鉄をしてみよう」というアイデアだった。

 

なお私は写真撮影については関心がなく、これまで写真撮影目的で外出したことといえば、それこそ「四日市JCT下」(Ep.63参照)のときが初めてだった。けれど「撮り鉄」という行為には少し興味があったので軽い気持ちで挑戦してみたのだった。

 

羽津より

 

後日、カメラを持って再び羽津の田んぼを訪れた。この場所は「近鉄 名古屋線」の線路なので、名古屋⇄伊勢志摩も名古屋⇄大阪もどちらも通る。それに見通しも良かった。

上記写真の右手側が伊勢志摩&大阪方面、左手側が名古屋方面だ。

繰り返すが私は「田んぼと近鉄」という構図にこだわりたかった。

 

三脚とカメラをセッティングしていると、右手側からさっそく電車が来た。いつもよく見るデザインのやつだ。

 

 

シャッターは押したものの要領をつかめないうちに電車は通り過ぎた。

間を置かずに同じ方向から今度はオレンジと白の車両が来た。何かの特急だった。

 

 

なかなかに難しい。

いまいちしっくりこないので撮影のモードをスポーツモードに変えることにした。動きのある被写体を撮るのに有効らしい。さっそく一般車両が来た。

 

 

めっちゃ疾走感がある! 鈍行なのに!?

次は何のモードで撮ろうかと手元をいじっていると左手側からワインレッドの洗練されたデザインの車両がやって来た。この特急列車は私でも名前を知っている。『ひのとり』だ。

 

 

『ひのとり』は近鉄が18年ぶりに投入した新型特急車両だ。20年2月のお披露目試乗会がコロナ禍により中止されるという散々なデビュー戦だったが、その後はすこぶる評判が良いらしい。

「威厳と気品」をコンセプトとして車体の赤色にはこだわり、ペイントメーカーと試行錯誤したとのこと。

 

名古屋から大阪へ電車で行こうとするとき、通常ならば東海道新幹線を利用するわけだが、あえて『ひのとり』を利用して行くのも面白いかもしれない。

 

そんな『火の鳥』が大阪へと向かう。四日市の田んぼの中を突っ切り、火の鳥が飛んで行った。

 

背景はコンビナート

 

すると右手からまた見たことのない特急がやってきた。

 

 

リアルタイムでスマホで調べながら撮影していた。この特急は「23000系 伊勢志摩ライナー」のようだ。

今は日曜日の午後。リゾート地・伊勢志摩で週末を楽しんだ乗客たちを日常へと戻すべく、伊勢志摩ライナーは名古屋に向かって走る。

 

Ep.96参照

 

それにしても右から左からひっきりなしに電車はやって来る。

短時間でたくさん撮影できるという点でも、良い撮影場所だったようだ。しかも踏切が鳴ってくれるから電車が来る前に撮影の準備を整えることができる。

 

特急列車も普通列車も何枚も撮れた。やっぱり近鉄は田んぼが抜群に似合うな、とあらためて思った。

最後に撮り鉄をしてみた感想について、けっこう楽しかった。ということを付け加えておきたい。

 

 

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Kintetsu trains and Taking photos of them

Ep.104

Kintetsu railway company is one of the biggest private train company in west Japan.  For people in Mie, it’s familiar with it.

In my images, Kintetsu train runs across country side, in the rice field!

What impressive this trains are!

 

One day, I found a fine spot to show ”Kintetsu with the rice field”, so that I came up with taking photos of them.

This is called Tori-tetsu which are a kind of acts for the train otaku.

 

From limited express trains to normal trains, I was able to take lots of photos by a digital camera on the tripod.

It was too fun!

And I re-recognized Kintetsu trains “with the rice field” looked so good.

 

www.kintetsu.jp

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

www3.nhk.or.jp

 

男はつらいよ 湯の山温泉

Ep.103

私の中で映画「男はつらいよ」の思い出といえば「鎌倉シネマワールド」に行ったことだ。

 

それはかつて鎌倉市の大船にあった松竹が作ったテーマパークで、今はもうない。改めて調べてみると1995年10月に開演して98年12月に閉園したようだから、あまりにも短い期間の営業だったようだ。

 

鎌倉シネマワールド 時事ドットコムより

 

私は母方の祖父母が神奈川の横須賀市に住んでいることもあり、一緒に行ったのだった。小学校4年か5年生だったと思う。

明快に覚えていることは二つある。

一つは寅さんのキーホルダーを買ってもらったこと(これは今も茨城の実家にある)。

二つ目はお化け屋敷みたいなアトラクションがあったことだ。

 

これは客がヘッドホンを装着して「幽霊が出るバス」みたいなものに乗り、出発すると周囲が真っ暗になり、かつヘッドホンから客を怖がらせるナレーションが聞こえてくる、というものだった。

少し怖くてイヤだった気がする。祖母がニコニコ笑っていたのは覚えている。

 

湯の山温泉にある「男はつらいよ」資料館

 

さて、三重県にも「男はつらいよ」とゆかりの深い場所がある。

菰野町の「湯の山温泉」である。鈴鹿山脈の盟主・御在所岳Ep.6など参照)のふもとの温泉街だ。

ここは第三作『男はつらいよ フーテンの寅』(1970年)のメインのロケ地なのだ。

このときの撮影の様子の写真などが展示された資料館もある。

 

 

実際に『フーテンの寅』を観てみた。言うまでもないがストーリーは圧倒的に面白い。

悪い人ではないんだけど、自分の身近にいるとめんどくさいなぁ。。

という寅さんを渥美清さんが演じている。

 

妹・さくらの倍賞千恵子さんが呆れるほど可愛いのは今さら驚くまでもないが、さくらの夫・若い前田吟さんがハンサムすぎて絶句する。何しろ52年前!? の映画なのだ。

 

いやこの作品に関してはそれよりも、旅館の女中というどうでもいい役柄で出演時間もごくわずかながらも主役の渥美清をも凌駕する常軌を逸した存在感を放つ樹木希林さんに呆然とする。

 

当時27歳の樹木さんは、ドラゴンボール亀仙人の言葉を借りるなら「ピチピチギャル」そのものであり、眩しく輝いている。

 

このようにして役者は映画の中で永遠に輝き続ける(永遠に生き続ける)んだな、と実感する。

 

男はつらいよ HPより

 

52年前の出演者たちはとても興味深いが、52年前の風景というのもまた興味深い。

男はつらいよ」はシリーズを通じたロードムービーとも言えるから、日本各地がロケ地であり、当時の風景や社会というのがどのようなものだったのか、知り得る貴重な資料だと思う。

 

この『フーテンの寅』で言うと、湯の山温泉にあるバス停や「涙橋」「大石公園」の当時の様子を知ることができる。これ以外にも四日市の海沿いの「磯津」地区もロケ地であり、寅さんが説教するシーンでは、その背後にコンビナート地帯(Ep.20など参照)の煙突から出るフレアスタックも確認できる。とても興味深いのだ。

 

涙橋

大石橋と大石公園 忠臣蔵の大石蔵之介ともゆかりがある

バス停

湯の山温泉」での湯めぐりも良いけれど、『フーテンの寅』を観た後にロケ地巡り(聖地巡り)をするのも楽しいかもしれない。

 

湯の花せんべい

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Yunoyama-Onsen (hot springs)

Ep.103

湯の山温泉 Yunoyama-Onsen (Yunoyama hot springs) has been since 8th century!  It’s one of the most well-known places in the north of Mie.

 

We can enjoy going around there, not only as “Hot springs tour”, but also “The movie location tour”.

The reason why Yunoyama-Onsen was the places where Japanese legendary movie series “Tora-san, No.3” (1970) was taken.

Plot and casts were great, and landscapes at that time too.  We can know them, 50 years before!

 

www.cinemaclassics.jp

www.yunoyama-onsen.com

www.hinodeya-seika.net

 

純喫茶 モーニング編

Ep.102

四日市中京圏なので「純喫茶」が至る所にある。

店内の雰囲気が好きだ。昭和を感じるところやユニークな店名も。

私の地元の茨城や、東京や静岡でも純喫茶はほぼ見かけない。

なので四日市に来たばかりの頃、私は「純喫茶巡り」にはまっていた。

 

純喫茶の特徴の一つは「モーニングサービス」があることだ。

コーヒーとトーストとサラダで構成されているのが通常で、ゆで卵もついてくることが多い。

だいたいのお店ではこれらが500円未満で楽しめる。

 

一日を純喫茶のモーニングから始めることも楽しいかもしれない。

 

『コーヒーハウス 茶道』

ギオン シグマ』

ヴァンセンヌ

『カフェレスト もぐら』

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Jun-Kissa café “Morning service”

Ep.102

There are many “純喫茶 Jun-Kissa cafe” in Tokai region, around Nagoya and they do “Morning service (Morning)”.

 

Morning serves often toast, salad and a boiled egg when we order a cup of coffee in the morning.  This service are very reasonable, 500 yen or less.

So, some customers go to their neighbor Jun-Kissa café every day, every morning!

It’s one of the distinctive cultures in this region.

 

カメヤマローソク

Ep.101

『亀山』

という風変わりな地名の由来を知ったのは亀山公園内にある亀山市歴史博物館に行ったときだった。

説の1つによると、6世紀、百済から来た日羅(にちら)という僧が3匹の亀を献上し、これらが山城(京都市右京区)・丹波京都府亀岡市)・伊勢(三重県亀山市)に放たれ、それぞれを「亀山」と呼ぶようになったのだという。

 

亀山市歴史博物館

 

公園の近くには「亀山城跡」がある。多聞櫓(たもんやぐら)や石垣の一部しか残っていないが、これらから在りし日の姿を想像できる。

 

 

戦国時代が好きな人は、明智光秀が京都の本能寺にいた信長を討つために、出発した城が「亀山城」だと記憶している人がいると思う。

 

これは正しいのだが、勘違いしている人が多数いると思う(事実、自分がそうだったのだけれど)のは、明智光秀が居城にしていた「亀山城」とは、「京都の亀岡市にあった亀山城」なのだ。三重県亀山市の城ではない。

 

これは非常にややこしい話なのだが、亀岡市にある城は亀岡城ではなく亀山城なのだ。そして亀山市にある城も亀山城

そんなわけだから誤解を防ぐため、前者を「丹波亀山城」、後者を「伊勢亀山城」と呼んだりする。

繰り返すが明智光秀が出発したのは丹波亀山城だ。

 

「なぜ亀岡市にあるのに亀山城と名付けてしまったのか?」

という当然の疑問が湧くと思うが(事実、自分がそうだったのだけれど)、冒頭の地名の由来の話で解決されるのだった。

 

亀山市歴史博物館

じばさん三重

 

さて、三重県亀山市で有名なものといえば、なんといっても「カメヤマローソク」だ。

仏壇によく供えられているおなじみの蝋燭ではあるが、カメヤマローソクの「カメヤマ」が三重県亀山市と即座に結びつく人は、おそらくそういない。

 

本社は大阪に移転したようだが、今でも工場は創業の地・亀山にある。

スーパー サンシ(Ep.41参照)にはカメヤマローソクコーナーがある。

 

スーパー サンシ こもの繁盛店

 

直営店は全国に3 つだけある。亀山駅近くの「亀山店」と東名阪自動車道の亀山PA内の「オアシス店」と東京都心の「青山店」だ。

 

亀山店

オアシス店

 

仏壇用の蝋燭というだけでなく、アロマキャンドルをはじめローソク全般に展開していてオシャレなキャンドルを扱っているので、青山のようなオシャレな場所でも人気が出ているのだと思う。

カメヤマローソクは今でも創業の地・亀山から、ローソクの可能性を広げているのだ。

 

 

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Kameyama candle company

Ep.101

Kameyama city is an important place due to connecting to Kansai and Tokai region, on the way to the Tohkaido-way.

It might be getting worth because of building a new station for the Linear motorcar and grand open of an American supermarket, Costco.

 

But the most famous one must be a candle company, Kameyama Co., Ltd.  Their birthplace is here.

We always see their candles on the Buddhist alter, but also various aroma candles.

 

www.kameyama.co.jp

 

伊賀組紐

Ep.100

ここまで来るとは思っていなかった。

快挙と言ってよいだろう。

100回に到達した。

このブログのことだ。

 

 

ブログを開始するにあたり、三重県四日市に関する話題に限定するということは決めていた。2020年の10月のことだ。

なのでその時点で、果たして何回分書けるのだろうかとタイトル(とおおよその内容)を箇条書きしてみたところ、20回分は書けそうだなとなった。

 

実際に始めてみると程なくして30回は書ける、50回はいけるゾとなり、早々に100回も余裕でいきそうだな、となった。

そして今回実際に到達した。

 

私は日々、三重県のニュースや情報に感性を高め感度を上げている。

私の職場には地元出身者が大勢いるが、彼らよりも三重県に関する知識で上回ってしまっちゃったんじゃないかと思うことが多々あるくらいだ。

 

100回を迎えた今となっても、まだまだいけそうである。

 

伊賀組紐 三重県HPより

 

さて今回は伝統工芸品について書きたい。

三重県では「国が指定する伝統的工芸品」(いわばナショナルオフィシャルとも言える)を5つ保有している。そのうちの一つが「伊賀組紐(いがくみひも)」だ。

(他に四日市萬古焼Ep.2324参照)や伊勢型紙(Ep.26参照)も含まれる)

 

組紐(くみひも)は元々は巻物や仏具の飾りとして使われたもので、2016年にヒットしたアニメ映画『君の名は。』でヒロインが髪を結ぶアイテムとして注目された。

 

「絹糸を主に金銀糸などを組糸に使い、角台・丸台・高台などの伝統的な組台を用いて繊細な美しさを持つ紐に編み上げたもので、「帯締」などとして和装には欠かせない工芸品」三重県HPより)

とのことで、伊賀地域が養蚕に適した気候であること、地理的に京都に近いこと、が発展した理由らしい。

 

 

私は現代の伊賀組紐がいまだに帯締や仏具でしか使われていないのであれば欲しいとは思わなかったけれど、あるメーカーがそれを「靴ひも」に展開していることを知ったとき、欲しくなって購入してしまった。

 

糸伍株式会社 HPより

 

登山用のシューズやランニングシューズに使用している。

デザインと配色がかっこいい。

 

 

なでしこリーグに参戦する「伊賀FCくノ一三重」とコラボ商品を出したり、デーデー・ブルーノ選手(陸上短距離)に提供したりもしているらしい。

 

伝統工芸品を汎用性の高い他用途に展開することが、人々に認知され愛されこの先も伝承されていくことにつながるのだと思う。

 

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伊賀組紐 Iga-Kumihimo

Ep.100

What a great achievement is!  About this blog, only topics of Mie prefecture, 100th episode is celebrated now.

 

This time introduces 伊賀組紐 Iga-Kumihimo which is one of the traditional crafts of Mie (by prefectural and national official). Kumihimo is a parts of like hand-scroll.

 

But now, a Kumihimo maker makes it “shoelace”.

I make it use for my running and trekking shoes.  The design and color are very cool!  It’s a new way for traditional craft.

 

www.pref.mie.lg.jp

www.igaueno.net

itogo.work

kushule.base.shop

 

朔日餅(ついたちもち)

Ep.99

伊勢神宮に至る道中に点在する各地の「名物餅」。このことから伊勢街道は「餅街道」とも呼ばれる(Ep.96参照)。

 

私が食べたことのある餅は限られているがみんな美味しかった。三重県内の人にとっては「へんば餅」(伊勢市)や「関の戸」(亀山市関町)は有名だが、きっと県外の人にはあまり知られていない。

 

へんば餅(左)、関の戸

 

なんといっても人気・知名度ともに支配的なのが「赤福」だ。餅街道界における「ひとりGAFAM」だ。

全国の銘菓の中でもトップかもしれない。白い恋人信玄餅うなぎパイや鳩サブレや東京ばな奈萩の月よりも人気があるのではないか。

 

赤福 HPより

みんな大好き赤福には「朔日餅(ついたちもち)」なるものがある。

これは毎月1日限定・店舗限定で販売される餅のことだ。

 

赤福のHPによると

「伊勢には、毎月一日に普段より早く起きて、神宮へお参りする「朔日(ついたち)参り」というならわしが残って」

おり、赤福ではその参拝客のために毎月1日に朔日餅を用意したとのこと。

 

赤福本店

 

販売日・受け取り日は毎月1日のみで、販売店は伊勢の本店以外に梅田の阪神や名古屋のタカシマヤなど限られている。当日販売もあるが売り切れる可能性があるので予約が推奨される。

そのため観光客にとって、出張で伊勢近郊を訪れた人にとっても入手するのは難しい。

 

ありがたいことに近鉄四日市駅近鉄百貨店でも販売されている。私は21年5月からの一年間、毎月1日に会社帰りに駅まで行って購入・受け取り、即翌月予約を繰り返してこの度コンプリートした。

我ながらよくがんばったと思う。「朔日餅グランドスラム」だ。

 

◆五月:かしわ餅

 

◆六月:麦手餅

 

◆七月:竹流し

 

◆八月:八朔粟餅(はっさくあわもち)

 

◆九月:萩の餅

 

◆十月:栗餅

 

◆十一月:ゑびす餅

 

◆十二月:雪餅

 

◆一月:販売なし

 

◆二月:立春大吉

 

◆三月:よもぎ

 

◆四月:さくら餅

 

季節の旬をモチーフにした多士済々な餅たち。

最も美味しかったのは六月の「麦手餅」。

最もエンターテイメント性に満ちていたのは七月の「竹流し」というところだ。(水ようかんなので餅じゃないじゃないか、と言うのはやめよう。餡は赤福で作られたものが使われているのだ)

 

包み紙が美しいことも目を引くが、より「通」な人は化粧箱で購入するらしい。

 

赤福 HPより

例えば七月の竹流しだと、竹細工の箱に入っている。

化粧箱(5本入り)と大箱(10本入り)の値段が同じ¥1,800だから付加価値を出してきている。

地域の住人に愛される朔日餅なのだった。

 

 

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朔日餅 Tsuitachi-Mochi

Ep.99

赤福餅 Akafuku-mochi is white spheral rice-cake and sweet Anko on it.  Their fame and popularity might be a top famous confectionery in whole of Japan.

 

On the other hand, Akafuku company makes “朔日餅 Tsuitachi-mochi” which is related to Ise-shrine and its pilgrimage.  All 11 varieties of Tsuitachi-mochi are sold in only 1st months each (except Jan.) and only a few stores.

So, it must be difficult for tourists to get them.

 

Fortunately I got all 11 Tsuitachi-mochi due to Kintetsu department in Yokkaichi.  I have booked it, gone there and bought it for a year.

At last I accomplished!  All of them were yummy and made us fun.

Each month’s distinctive mochi respects the season and the month.  Visual effect is also great!

 

www.akafuku.co.jp

www.kankomie.or.jp

 

ラグビー 三重ホンダヒート vs 花園近鉄ライナーズ 編

Ep.98

オーストラリアのラグビー選手、クウェイド・クーパーはスーパースターだ。

変幻自在のパス、華麗なステップ、俊敏な動き、予測不能なプレー。

もはや死語だがサッカーで言う「ファンタジスタ」といったところだろうか。

 

Quade Cooper  The Guardian HPより

 

「魅せる」スタンドオフ(SO)という意味では、ワールドラグビーの歴史の中で、“キング”・カーロス・スペンサー(ニュージーランド)とこのクーパーくらいじゃないかと思う。

 

“King” Carlos Spencer  All Blacks official twitterより

 

ちなみに若い頃のクーパーはプロボクサーでもあった。

クルーザー級(90.7kg以下)で3戦3勝3KOという実績を持つ。二刀流であり、規格外のスーパーアスリートだ。

 

Fox sportsより

 

11年W杯を豪州代表(ワラビーズ)の正SOとして3位に導いた後、しかしクーパーは不遇の時を過ごす。ディフェンス面で弱点があったのだ。プロフィール上は187cm、90kgの堂々たる体格に見えるが、身体の線の細さは否めなかった。

相手チームから執拗に狙われ、突進をタックルで止められない様は、すなわちチームをピンチに晒すことでもあった。

(そうなのだ。ついつい忘れがちだがSOというポジションは相手から最も近い場所でディフェンスすることになるためタックルが上手な選手でなければ務まらない。日本代表の田村優も松田力也もフィジカルが強い選手なのだ)

 

Fox sportsより

15年W杯は代表メンバーには選ばれたものの、格下相手の試合にだけ登場して魔法のようなプレーで魅せるのみ。ベストメンバーを揃えて「全力で」勝ちに行く試合ではベンチ入りすらできず。いわゆる「飼い殺し」状態だった。

 

世界的な選手に対して私なんかがこんなことを言うのは変だが、可哀想だなと思った。当時の代表監督の好みもあったのだろう。リスクを取らず堅実なゲームメイクを求めたのかもしれない。

サッカーイタリア代表アッズーリでかつてロベルト・バッジオアレッサンドロ・デルピエロが冷遇されたのと似ている?)

 

その後クーパーは7人制ラグビーEp.54参照)に参戦して16年のリオデジャネイロ五輪を目指した。

それは良いアイデアのように思えた。

この天才には「より広い空間とより自由な時間」を与えてこそ、いっそう輝くと思われたからだ。

 

しかしそれも挫折する。ワールドラグビー連盟と国際オリンピック委員会の「市民権」に係る定義の問題で、五輪の豪州代表としての出場資格が認められなかったためだ(クーパーの出生地はニュージーランド)。

 

Wide world of sports HPより

19年W杯は召集されず。そして大会終了後、日本のトップリーグ(当時)の「2部」に参戦していた「花園近鉄ライナーズ」へと移籍した。

しかもワラビーズとスーパーラグビーのレッズでずっとチームメイトだった盟友、SHウィル・ゲニアも一緒だ。

 

花園近鉄ライナーズへ The west Australian HPより

クーパー(とゲニア)の近鉄への移籍は世界と日本のラグビーファンを驚かせた。

19年W杯終了後、数多のスターが日本の「1部」リーグに移籍したのとは一線を画すことだったし、ワールドラグビーの舞台からフェードアウトした象徴性をも兼ねたものだったからだ。日本の2部リーグで穏やかにキャリアの晩年を過ごすのだと、誰もが思った。

 

 

そんな訳だから21年の9月、クーパーが4年ぶりに、ワラビーズの黄金のジャージィの背番号10を背負い、ワールドラグビーの舞台に帰還したことは大きなニュースだった。

コロナ禍に起因する豪州の「SOの選手不足問題」により、実績あるベテランが召集されたのだ。そしてそれはファンからもチームメイトからも、最上級のリスペクトで迎えられた。

 

相手は19年W杯王者・南アフリカ。そしてこのようなシチュエーションで、鬼のごとき活躍をしてしまったのだから役者が違う。

 

Planet rugby HPより

ゴールキックの成功率は8/8。1点差ビハインドで迎えた後半アディショナルタイム。「逆転サヨナラ・ペナルティゴール」を決め、チームを28-26の劇的な勝利に導いてしまった。

 

日本でもお馴染みになった金髪長髪のSHファフ・デクラーク、同国初の黒人主将シヤ・コリシといった選手たちが、クーパーのキックに沈んだ。

 

歓喜するチームメイトと観客たち。

クーパーの「歴史的帰還」はこの1試合に限ったものだったかもしれない。そうだとしても、世界の舞台で再び繰り出されたクーパーの「魔法」は、今後も語り継がれてゆきそうだ。

 

Rugby world HPより

 

と、話の都合上、花園近鉄ライナーズから入ってしまったが、私が応援しているのは三重ホンダヒートである。

3月下旬、ホンダはホームスタジアムの「スポーツの杜 鈴鹿」で近鉄を迎えた。

 

私はこの試合を観戦するのを楽しみにしていた。

「今度の週末はクーパーとゲニアの黄金コンビを観に行くんだ」

「クーパーの魔法を鈴鹿で見られるんだ」

私はワクワクしていた。

 

かつて近鉄ライナーズといえばこの人だったLOルーク・トンプソン(2008年当時)

 

そんな訳だから当日、近鉄のスタメンとベンチ入り選手を示したボードの中に、クーパーの名前もゲニアの名前も無かったとき、目が点になった。

彼らのプレーを見られないじゃないか!

 

非常にしょんぼりしながら、でも試合前のウォーミングアップにはいるかもしれないと思い早めにスタンドに行って目を凝らしたが姿を確認できず。下手するとこの遠征に帯同すらしていないかもしれない。

 

試合前の近鉄のウォーミングアップ

すると、私の前列に座っていた私よりも年配の男性2人組の会話が聞こえてきた。

「スタンドのあっちの方にクーパーおったで!」

「ホンマ!? よく分かったな」

「マスクしとったけど、髪型で分かった」

「次の試合出ますか? って聞けばよかったじゃん笑」

 

そうだよね。クーパーのプレーを見たかったよね。おれだってそうだよ。

 

キックオフ

今回もかなり前の方の席で観戦だ。近鉄のLO サナイラ・ワクァ選手の身体が呆れるほど大きい。プロフィールでは202cm、120kgだ。しかもステップもできて走力もあるから手に負えない。

 

LOサナイラ・ワクァ選手 リーグワンHPより

 

と、近鉄の選手のことばかり言及しているが、私が応援する方はホンダである。

格上相手に一泡吹かせることを期待すると、本当に彼らは試合を有利に進める。前半1分のキックチャージによるノーホイッスルトライを皮切りに、終始リードして前半を終える。

近鉄はクーパーとゲニアの黄金コンビを欠いて苦しそうだ。

 

LOフランコ・モスタート選手 三重ホンダヒートHPより

 

そうなってくると近鉄側の注目選手はジャパン期待のCTBシオサイア・フィフィタだ。私がこれまで見てきた大学ラグビーの中で、フィジカルと突破力に関して、歴史上最強のCTBだと思う。対明治、対早稲田では相手陣を焼け野原にしていた。

天理大学を初の大学日本一に導き、強豪からのオファーを蹴って「地元関西で引き続き頑張る」と宣言して2部の近鉄に入団したカッコイイ選手だ。

 

前半は沈黙。しかし後半、アンストラクチャー(ハイパントキックなどで両チームの陣形が構築されていない状態)からボールを持ち、中央をぶち抜くランをしたときは驚愕した。

その爆発的な加速力は、全盛期の大畑大介Ep.30参照)を思い起こさせたからだ。

このとき、私はなぜフィフィタが日本代表ではWTBで起用されているのか分かった。走力についても驚異の能力を持った選手なのだ。

 

CTBシオサイア・フィフィタ選手 花園近鉄ライナーズHPより

 

さて、後半はというと、終始リードしていたホンダに「シンビン・トラブル」が起きていた。印象的だったのは最初のイエローカード(による10分間退場)。場内アナウンスによると、意図的なノット・テンメーター・バックとのこと。

高校ラグビーではお馴染みの「ノッテンバッ」であるが、このレベルで起こることは珍しく、かつ意図的にやると退場になっちゃうんだ、という厳しさに驚き。

 

結局、ホンダはイエロー→レッド→イエローカードという怒涛の3連続退場(あとの2つは危険なタックル)をくらい、一時は13人対15人の状況。このときに逆転されてしまった。

 

花園近鉄ライナーズHPより

自滅といえばそれまでだし、応援しているチームがこうなってしまったから思うことなのだけれど、何というか、世知辛い時代(ルール)になったな。と思う。

 

「疑惑」のプレーがあるとアシスタントレフェリーから主審に「たれ込み」が入り、問答無用でテレビジョン・マッチ・オフィシャルが発動して灰色のプレーにもたいてい罰が与えられる。

オフェンスに有利な方向にルール改正がなされるのは支持するけど、ここまで容赦なくやるのは、再考した方がいいんじゃないか。

 

花園近鉄ライナーズHPより

 

現代ラグビーのルールの理不尽さとホンダの不甲斐なさに幻滅した私はもうさっさと帰ろうと席を立った。

男子トイレにて、用を済ませてさあ行こうと後ろを振り返ったら、スーツ姿でドレッドヘアの人がすーっと通り過ぎて行った。

 

え!? あ、あれは、(多分)ゲニアだ!!

 

私はドレッドヘアの男性を追いかけた。

「ゲニア選手!」

と後ろから声をかけると、本物のウィル・ゲニアだった!?

 

ツーショットセルフィーを撮らせてもらう。

「Thank you so much!!」と言ったら

「ありがとございまーす」と手を合わせてペコリとお辞儀してくれた。

(なんていい人なんだ!)

 

私は自分のスマホ画面に映し出された自分とゲニアとのツーショット写真を見て痺れていた。

 

Will Genia  Planet rugby HPより

 

ウィル・ゲニアのキャリアはクーパーをはるかに凌ぐ圧倒的のものだ。

出身はパプアニューギニア。少年時代に一家でオーストラリアに移住して、2009年にワラビーズデビュー。

11年、14年、18年W杯と3大会連続で正SHとして出場。黄金のジャージィの背番号9を10年以上に渡って背負い、通算キャップ数は100を超える。

同国のレジェンドSH、ジョージ・グレーガンの正当な後継者だ。

 

nine.com.su HPより

 

ツーショットを撮ってもらうため隣に並んだときに気付いたけれど、私よりも数センチしか背が高くない(プロフィールでは174cmだった)。

こんな小さな身体で、「泣く子も黙るオールブラックスニュージーランド代表)や、「巨人たちの集団」スプリングボクス南アフリカ代表)といった連中を相手に何度も何度も戦い続けてきたのだ。なんて偉大なのだろう!

彼の身体に刻まれた歴戦の記憶とまばゆいキャリアに敬意を表する以外無かった。

 

スタジアムに観戦に行くと、いいことあるんだな

と、しみじみ思ったのだった。

 

 

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Rugby Mie Honda Heat vs Hanazono Kintetsu Liners

Ep.98

I went to see a match of Japan Rugby League ONE, Division2, Mie Honda Heat vs Hanazono Kintetsu Liners.

 

My biggest purpose was to see Quade Cooper and Will Genia in Liners.  Both are legendary Half backs combi for Wallabies, Australia.  They are superstars!

 

So, when I confirmed No Cooper and No Genia name on the board was shown both starting and reserve members, I was so disappointed!

 

But the biggest luck was waiting for me.  After the match, I encountered Will Genia in toilet!  I followed him, out of toilet, addressed and asked to take a photo with me.

He was a gentle guy, very politely man.  I was gratitude for him, “Thank you so much!”  He replied “Arigatogozaimasu!”

 

I can still not believe a 2-shot selfy photo in my smartphone, Genia and me!

It’s a wonderful memory in the stadium.

 

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

 

www.honda-heat.jp

 

hanazono-liners.jp

 

四日市けいりん

Ep.97

四日市でギャンブルと言えば「四日市けいりん」だ。

第3コンビナート(霞ヶ浦コンビナート)に隣接した霞ヶ浦緑地公園内にある。

 

「フォーリン」

 

私は競輪については東京・日野に住んでいたときに「立川競輪」に行ったことがあった。場内の雰囲気などは四日市競輪も似たような感じだ。くたびれた感があって清潔感もない。

 

あらためて思うのは、公営ギャンブルにおける、あまりにもきらびやかなJRA日本中央競馬会)とその他との差異だ。

(ただし津の競艇場アミューズメントパークのようにきれいだった(Ep.71参照))

なお県内では他に、松阪にも「松阪けいりん」がある。

 



競輪の収益金が市内の公共施設の整備に役立っている旨を紹介した掲示板を見つけた。年間2.6億円ほどが活用されているようだ。

これを見たとき、意外と少ないんだな、と思ったのが正直なところだ。

 

けれど先日、ボートレース津に関する新聞記事を見て驚いたのは、

「70年間で842億円が公共事業に使われてきた」

というものだった。伊勢新聞 2022年4月23日より)

 

公営ギャンブルからの規格外の収入。この純然たる事実を前にすると、首長たちがほくほく顔になったり普及・誘致のために前のめりになるのも無理はないな、と思った。

 

屋外客席

背景に煙突

四日市ドーム

レース場に出ると、コースの向こうに煙突から延々と吐き出される蒸気が見えた。これぞ四日市の日常的な風景だ。

 

 

レースが始まる。この日は実際に四日市競輪場でのレース開催日なのだ。

真冬に行ったこともあり、来場者のみなさんはほぼ外に出てこない。暖かい屋内でモニター越しにレースを観ているのだ。

せっかくこの会場でレースが行われているのだから、目の前で観ればいいのに。と私なんかは思うのだが、スポーツとして観るか、ただのギャンブルと考えるか、の違いかもしれない。

 

観戦者が少なく人々の熱狂を感じないためか、レースも盛り上がりに欠ける(ように見える)。

加えて背景には煙突からゆったりとたなびく白い筋。

脱力するほど、のどかな光景なのだった。

 

熱血感動! 四日市けいりん

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Yokkaichi KEIRIN

Ep.97

Yokkaichi has public gambling, KEIRIN.

The race track is located in near the 3rd combinatorial area.

 

In the background as the view of chemical plant, the bicycle race was held.

The race was exciting, but the background was too idyllic.

In addition, it seemed audience concentrated “just the result”, not interested in “the race”.

 

www.yokkaichikeirin.com

 

nordot.app

 

なが餅・安永餅、餅街道

Ep.96

四日市の銘菓といえば「なが餅」である。全国的な知名度には乏しいけれど圧倒的に歴史が古い。「なが餅」を販売する笹井屋によると創業は1550年とのことだ。桶狭間の戦いの10年前だ。

 

薄っぺらくて長い白い餅の中にあんこが入っている。

食べ応えには乏しいけれど素朴な味がする。

 

「なが餅」 笹井屋 HPより

笹井屋 三ツ谷町店

 

四日市には同じくなが餅で「太白永餅」の名称で販売している金城軒もある。こちらも創業は1868年だ。オーブントースターで焼くと美味しくなると紹介されており、確かにその通り香ばしくなる。

 

「太白永餅」 金城軒

「太白永餅」 金城軒 HPより

 

また隣の桑名市には「安永餅(やすながもち)」がある。販売する永餅屋老舗の設立は1965年とのことだが、元は「江戸時代の殿様が非常時の食糧として考えた」ものを改良したのだという。

見た目も中身も「なが餅」とそう変わらないのだが、こちらも桑名の銘菓として有名だ。

 

「安永餅」 永餅屋老舗

「安永餅」

 

これら以外にも、三重県各地には「名物餅」たちがいくつもある。

「関の戸」 深川屋(亀山市関町)

「志ら玉」 前田屋製菓(亀山市関町)

「へんば餅」 へんばや商店(伊勢市

「太閤出世餅」 太閤餅(伊勢市

「伊勢もち」 伊勢たからや(伊勢市

「岩戸餅」 岩戸屋(伊勢市

御福餅」 御福餅本家伊勢市

赤福餅」 赤福伊勢市) 赤福 HPより

 

なぜこんなに○○餅ばかりあるのか?

というと、実はお伊勢参りが関係しているようだ。上記の餅を販売している町はみな、伊勢神宮への道中にある。

「全国各地から伊勢の地を目指した旅人たちは、道中に手早く食べられ腹持ちが良いお餅を好んで食べた」らしい(観光三重HPより)。

 

東から伊勢神宮に向かう際、その玄関口は桑名市だ。ここから伊勢街道に入る。

一方で関西方面から伊勢神宮に向かう際の玄関口は亀山市の宿場町・関町。ここから伊勢別街道だ。

これらは「餅街道」とも呼ばれている。

 

現代に生きる私たちも、道中の名物餅を入手しながら伊勢神宮に向かうのも面白いかもしれない。

 

 

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なが餅 Naga-mochi, 安永餅 Yasunaga-mochi and “The Rice cake way” to Ise-Shrine

Ep.96

なが餅 Naga-mochi has made in Yokkaichi city since 17th century!  It’s marvelous rice cake which shapes long and thin with sweet Anko.

安永餅 Yasunaga-mochi is from Kuwana city.  It has also long history and almost same shape like the former.

 

Actually Mie has various many other mochi based on long history like these.

They relate to Ise-Kaido, the main way to Ise-Shrine.  So, this way is called “The Rice cake way”.

We might be able to enjoy eating these distinctive mochi on the way to Ise-Shrine.

 

www.kankomie.or.jp

ise-kanko.jp

www.nagamochi.co.jp

tai-haku.com

www.nagamochiyarouho.co.jp

 

御在所スキー場 上級者用ゲレンデ

Ep.95

北京冬季オリンピックパラリンピックが閉幕した。

私はアルペンスキーが好きなので、TV中継があると全て録画して観ていた。

アルペンは「ウィンタースポーツの王者」だと思う。

 

マティアス・マイヤー(オーストリア) 男子スーパー大回転でアルペン史上初の五輪3大会連続金メダル Fox News

歴史と人気に加え、競技自体の面白さは抜群だ。

高速系種目(滑降・スーパー大回転)では山頂から麓まで一気に滑り降り、最高時速は135km/hにも達するから瞬きひとつが文字通り命取りになる。

技術系種目(回転・大回転)では、優勝を狙うためにある意味で一か八か、コースアウトのリスクを承知で滑る勇気(いわゆる「フルアタック」すること)が求められる。

 

TV中継との相性もいい。チェックポイントごとに現在1位の選手とのタイム差が表示されるから、ドキドキ感も最高潮だ。

 

ラ・グート・ベーラミ(スイス) 女子スーパー大回転で金メダル オリンピック公式HP

 

アルペンスキーヤーたちはシーズンが開幕すると世界中の雪山を転戦し、各大会の順位に基づく総合ポイントで年間王者を争う。これが世界のトップ・オブ・トップの数十人の選手たちだけで競われるW杯だ。

 

大会を制するということはそのコースを、その山を制すということであり、言うまでもなく気象条件・雪面状況への対応も求められる。

私はその「意味性」も好きだ。W杯の年間王者とは、シーズンで最も多くの山と自然環境を制した選手のことを意味する。

 

そんなわけだから、2年に一度の世界選手権、4年に一度のオリンピックといった「単発」の大会を制すよりも、W杯の年間王者こそが最も価値がある、と私なんかは思うのだが、やはり選手たちにとってオリンピックは特別らしい。

 

シーズン真っ只中に行われる北京オリンピック。その時点までのW杯総合ポイント上位選手が割と順当に金メダルを獲得する中、オリンピックの「特別性」に沈んだのがミカエラ・シフリン(USA)だった。

 

カエラ・シフリン(USA) 21年世界選手権・複合で金メダル獲得時 Eurosport HP

 

金メダルが有力視された技術系の3種目で、全てスタートから10秒後にコースアウト・失格となってしまったのだ。

TV中継の解説者と実況アナウンサーも、「現役最強選手です」的な紹介をしたのち、10秒後に悲鳴、のち絶句する、ということが3回繰り返された。

 

とりわけショックだったのが複合で、前半の滑降で他の技術系種目を得意とするライバルたちの中で最上位になり、つまり完璧に金メダルを射程にとらえた状況で迎えた後半の回転で、スタート直後に失格となってしまった。

 

私が観ていて思ったのは、「イップス」になってしまったのじゃないかということだった。

金メダルのために完璧なパフォーマンスが必須となるオリンピックの舞台。スタート直後、おそらく本人しか分からないような本当に小さなミスをして、それで脳が「嗚呼もうダメかも」となって身体のコントロールに狂いが生じてコースアウトしてしまった。

 

オリンピック公式HP

 

ショックなのは、シフリンのような百戦錬磨で女子アルペンスキーの歴史上においても、最高のテクニカルスキルを持っているとされる者でさえ、メンタル面で不調に陥るとそれを短期間(五輪期間中)では立て直すことはできなかった、という事実だった。

 

コースアウト後にうなだれるシフリン。アルペンスキーヤーのレースウェアというのは空気抵抗を低減するためのもので防寒性はない。−14℃の極寒の中、30分近くも体育座りで打ちひしがれる姿は見るのもつらかった。

 

KOLD News13 HP

 

ただしオリンピックは終わってもシーズンは続く。1ヶ月後から再開されたW杯では表彰台にのぼり、終わってみると今シーズン(21-22シーズン)の年間王者になったから、やはりメンタル不調はオリンピックに限定したものだったのかもしれない。

いずれにせよ実力は飛び抜けているので、近い将来、女子アルペンスキーのW杯通算勝利数(リンゼイ・ボンの82勝)の更新も期待できそうである。

 

村岡桃佳 女子座位で金メダル3個、銀メダル1個 オリンピック公式HP

 

ところで今シーズン、私はまだ一度もゲレンデに行けてなかった。

家からクルマで30分の「近所」には御在所スキー場がある(Ep.34参照)。

調べてみるとなんと「上級者用ゲレンデ」がオープンしていた。

 

昨シーズン、一昨シーズンも積雪量不足からついに一度もオープンすることがなく、私が「幻のゲレンデ」と称したものだ。

 

今シーズン、四日市をはじめとした北勢地域(三重県北部)の平地では、寒い日が多く雪が何度も降ったので、それに応じて山の方はたくさん積雪したようだ。

 

 

私は自称・スキー中級者なので通常は「上級ゲレンデ」と言われるとビビるのだが、御在所スキー場のそれは全長220mに過ぎないので恐るるに足りない。

 

初級者用ゲレンデ

上級者用ゲレンデ

 

ついにやってきた上級者用ゲレンデ。初級者用ゲレンデが多くのファミリーで賑わう中、こちらにいるのは私を含めて5人だけだった。

 

広々としたゲレンデを滑る(ショートスキーで)。

が、いかんせん全長はわずか220mなので40秒くらいで滑り終わる。

それを何度も繰り返す。

 

 

7回くらい滑ったところで満足した。

この日の山頂の気温は8℃。雪面はシャーベットみたいだった。

もはやスキーを楽しめるようなコンディションではないのだが、もう3月なので仕方なかった。

 

御在所スキー場の上級者用ゲレンデ

次にオープンするのは何年後だろうか?

私は幻が現実になった事実だけで充分満足したのだった。

 

 

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Enjoying ski at “the Advanced course”, Gozaishi ski resort

Ep.95

Beijing winter Olympic and Paralympic was closed.  I loved to watch Alpine Skiing.

This sports  is needed both extremely perfection and courage.  And also it’s familiar with TV broadcasting.  It makes audience so excite!

 

Matthias Mayer (AUT), Lara Gut-Behrami (SUI) and such star skiers got medals, but Mikaela Shiffrin (USA)  missed.

 

By the way, I am a “middle class” skier, even though not participate competition.

On March, I went to the nearest snow park from my apartment, “Gozaishi ski resort” for the first in this season.  Surprisingly, “the Advanced course” was opened.  It never opened last and before last season due to snow deficiency, so I called “the Phantom course”.

 

This ski resort have only two courses.  In the Beginner course, families enjoyed, but in the Advanced course, there were only a few skiers.  Let’s go to the one.

 

Steep slope was good and overall length was too short, only 220m!

But I was satisfied with it.  One of my dreams has come true since last season.  Next time when will this open?

 

www.gozaisho.co.jp

 

美しき県庁所在地・津 森林編

Ep.94

津市美杉町(みすぎちょう)は県庁所在地の中心部から西に40kmも離れた森の中にある。

ここにクルマで行くには細い山道をずっと走る必要がある。

西からのアクセスも可能だけれど、奈良(関西方面)と三重を結ぶ主要ルートではないから、こちらも細い山道を行くことになる。

だからほとんど秘境だ。

 

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「道の駅 美杉」を起点に歩く。

田んぼ、林、川、紅葉。人はいない。

 

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「北畠神社」に出た。後醍醐天皇南北朝時代に活躍した北畠顕能(きたばたけあきよし)をはじめ、北畠家を祀っている神社だ。
 

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神社内の説明文によると、1576年、天下統一を狙う織田信長の謀略により8代当主・具教(とものり)が殺され、それをもって北畠氏は滅亡したとある。

 

またしても信長か

と思った。三重県内では所々で信長が登場してくる。

長島の一向一揆で多度大社(Ep.29参照)を焼き討ちにしたり、岐阜に帰る道中の千種街道(Ep.76参照)で暗殺されかかったり、海賊・九鬼水軍(Ep.15参照)を味方につけたり。天正伊賀の乱という激しい戦いもあった。

 

けれど三重県に信長が関連する場所が多くあるのは考えてみれば当然だ。尾張(名古屋)から京に上るとなると、美濃(岐阜)の先にあるのは伊勢国であり伊賀国だからだ。

 

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津市美杉ふるさと資料館

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道の駅で木のまな板を買った。前から欲しいと思っていたが、てきとうな所でてきとうな物を買いたくなかった。

だから森の中の秘境・美杉町で買うのは申し分ないなと思った。下調べはしなかったけど、道の駅には売ってるだろう、と思ったら案の定あった。

 

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ヒノキのまな板を購入した。うん、絵になる。

立ち昇るヒノキの強い香りに驚く。気品がある。このまな板を大事に、ずっと使い続けようと思う。

 

 

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津 Tsu, How beautiful this city is!  “Forest”

Ep.94

美杉町, 津市 Misugi-cho,Tsu-city is 40km away from center of the city.

It’s located mountainous area, in the deep forest.  So, almost “hidden land”.

 

Late autumn, I walked around this area from the roadside station as starting point.

Paddy field, woods, leaves and river, all were beautiful.

 

I bought a cutting board which was made of Japanese cypress had strong and noble smell.  That’s too nice!  I will keep utilizing it.

 

市木オレンジ 三重県の伝統食材10

Ep.93

「市木(いちぎ)オレンジ」は夏みかん温州みかんを接木した(交配させた)ものが紀州地方に伝わったとされるもので、三重県南部の御浜町(みはまちょう)で50年前から栽培されているらしい。

 

出荷時期は1月から2月。皮が厚く、果汁が多くて酸味が少ないことが特徴で、グレープフルーツのような食べ方が推奨されている。

「みえの伝統果実」に選定されている4品のうちの一つだ。

 

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今回のテーマは「市木オレンジ」

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この食材の特徴を活かした料理を考える。

けれど私の技量ではフルーツを料理に使用するのはとても難しい。

そこでまずは、過去に妻が何かのレシピを参考に作ってくれた「フルーツサラダ」を、私の解釈で再現することにした。

 

1. 市木オレンジとキウイのバルサミコ酢サラダ

ビーリーフやレタスを下に敷き、その上に市木オレンジとキウイを載せて最後にバルサミコ酢をふる。

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市木オレンジとキウイのバルサミコ酢サラダ

感想;

毒々しいwine redのバルサミコ酢がvividなカラーのオレンジとキウイを染めあげるvisualは良いが、味の調和はいまひとつだった。

今回の場合はキウイがとても美味しかったのでこれを単独で食べたかったなと思ってしまった。

 

 

2. 市木オレンジと海の幸アミューズ

フレンチのアミューズ(お通し)のイメージで、小さくカットした市木オレンジをエビ、イクラとあわせた。

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市木オレンジと海の幸アミューズ

感想;

これも一つ一つの味のキャラが立っているので調和しない。特にイクラを食べているとき、醤油と白飯とともに食べたい誘惑に何度かられたことか。

 

 

そのようなわけで、やはりフルーツを料理の食材として展開するのは難しかったのだった。

 

 

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市木オレンジ Ichigi-orange the traditional ingredients of Mie, part 10

Ep.93

市木オレンジ Ichigi-orange has made from 御浜町 Mihama-cho, south area of Mie for 50 years.  It’s traditional fruits of this prefecture.

It characterizes thick skin, much juice and less acerbity, like grapefruit about how to eat.

 

I tried cooking with this fruits, even though needed advanced skill.

So, I referred to the dish which my wife cooked once, “salad with orange” and recreated by my-self.

 

1. Ichigi-orange, kiwi and balsamic vinegar salad

2. Ichigi-orange and food from the sea amuse

 

Both dishes were good visual and impressed with vivid orange color!

But the taste did NOT harmonize between Ichigi-orange and other ingredients.

Using fruit for cooking was so difficult for me.

 

https://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000101325.pdf

 

三重バイオレットアイリス

Ep.92

三重バイオレットアイリス」は鈴鹿市を拠点に活動する女子ハンドボールチームの強豪だ。

10チームが参戦する女子リーグにおいて、5シーズン連続で4位以上に入りプレーオフに進出している。

 

私は四日市に越して来たばかりの頃、CTY(北勢地域のケーブルテレビ)を観ていてこのチームのことを知った。

毎日放送されている「スーパーバイオレットソウル」という番組で、林美里選手(愛称リン)と中田夏海選手(愛称ナナ)という、非常に明るい2人の選手が、はしゃぎながらチームの近況などを紹介していたのだ。

 

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林選手(左)と中田選手 公式twitterより

 

常にハイテンションで番組を盛り上げるチームの顔。そんなわけだからこの二人がチームの実力No.1、2なのかなと思っていた。

 

だからこの二人を差し置いて2020東京オリンピックの女子日本代表「おりひめJAPAN」に石立真悠子選手(現コーチ)と原希美選手の二人が選ばれたときは戸惑った。

しかも石立選手は代表の司令塔、原選手に至ってはキャプテンだった。

 

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石立選手(左)と原選手 東海テレビHPより

 

そんなバイオレットの試合を先日、会場で観戦する機会に恵まれた。

場所はAGF鈴鹿体育館。伊勢型紙(Ep.26参照)が生まれた地、白子(しろこ)の近くで、とてもきれいな体育館だ。

 

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AGF鈴鹿体育館

 

以前にも書いたが私は10年近く前、東京に住んでいたときに友人たちとスポーツを生で観戦することをしており、ハンドボールも当然その対象だった。

 

だが不思議なことにこの競技は国内最高の大会(日本選手権など)の開催地が東京ではなかった(当時)ため、観戦はできなかった。

ハンドボールの強豪は男子では大崎電気大同特殊鋼、女子ではオムロン北國銀行ということで、地方が拠点のチームが多いことが東京開催しないことと関連しているのかもしれない。

なのでハンドボールの試合を会場で観るのは初めてだった。

 

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21-22シーズン序盤、バイオレットはプレーオフ進出を争うライバルチームたちから勝ち星を挙げられず、格下相手には落とせない試合が続く。

この日の対戦相手は「ザ・テラスホテルズ」。沖縄の名護市からやってきたクラブチームだ。

 

試合前のウォーミングアップから観る。テレビ中継では気付きづらいが、パスやシュートでのボールの回転がすごい。ラグビーのスクリューパスのように空気抵抗を減らしてスピードを殺さないよう意図的にかけているのだ。

 

それよりも驚いたのが、バイオレットの選手たちの体格のよさだ。テラスホテルズの選手たちと比べると、大袈裟じゃなくひとまわり大きい。プロフィールを見ても多くの選手が160cm後半だった。

 

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試合が始まる。会場のMCがオフェンス時・デフェンス時の応援のリードをとるので、それに従い手拍子と声援を送る会場のバイオレットサポーターたち。ホームチームを後押しする一体感。

 

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フィジカルのハンディを生かしてバイオレットは立ち上がりから優位に進め、早くも点差が開く。特に活躍が目立つのが、2シーズン前に韓国リーグに挑戦するも不本意ながら1年で帰国することになってしまったことをチームメイトにいじられていた森本方乃香選手(愛称ほっしゃん)だった。

 

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森本選手 公式HPより

 

この競技が面白いのは、攻撃が「理詰め」で行われているように思えることだ。

リードしているチームのオーソドックスな攻撃というのは、6人のフィールドプレイヤーの内の4人が中央で四角形になってのらりくらりパスを回しているのだが、ある段階からペースやリズムが変わり、ポジションどりが流動的かつ相手守備陣も含めて「かき混ぜられた」状態になる。

このように「崩し」がなされつつあるときに最後尾でボールを保持する司令塔ポジション(CB)の選手がドリブルで切れ込んだり、大外の2選手も含めたフリーの味方にパスをすることで、シュートに至るというものだ。

 

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近藤保乃佳選手 公式twitterより

 

前述の攻撃パターンは前段階の基本型のみいくつか決められていて後段階は応用編に過ぎないのか、は分からないが、バスケのように一人の選手が独力でシュートまでいくことはできないからチームメイトと理論だてて相手守備の「崩し」をしているのだと解釈している。

 

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林選手 公式twitterより

 

バイオレットの攻撃を司るのは林美里リン選手だ。

テレビ番組やイベントにチームの代表として参加し、ムードメーカーで、今シーズンからキャプテンに就任し、試合では司令塔。まさに八面六臂の活躍だ。

 

試合の方は、後半24分過ぎには主力をベンチに下げたバイオレットが圧倒していた。ダブルスコアがついており、正直に言うと優勝を目指すバイオレットと今シーズンまだ1勝しか挙げられていないテラスホテルズとの実力差はあったが、アウェーチームは最後に強烈な閃光を放つ。

 

テラスホテルズの20番・樋口怜於奈選手が味方からのパスをジャンプしてキャッチし空中にいる状態でシュートを放つと、ゴールネットに激しく突き刺さった!

その2秒後に響き渡る試合終了のブザー。

 

あれ? 今の、、幻じゃないよね...?

という感じで、「スカイシュート」と呼ばれるハンドボールで最も派手なプレーが飛び出して、漫画のようだった。

 

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樋口選手 ザ・テラスホテルズ 公式HPより

 

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公式twitterより

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公式twitterより

28-14

快勝の三重バイオレットアイリス。プレイヤーオブザマッチには、ゴールを量産した森本方乃香ほっしゃん選手が輝いた。

 

ハンドボールは面白い。もっと光があたってほしいスポーツだ。実際に試合観戦の後も、私はケーブルテレビでバイオレットの試合を観ていたりする。

「地域密着」を掲げるチームだからこそ、地域に住む人に魅力が伝わりファンも開拓できる。今後も三重バイオレットアイリスを応援したい。

 

 

(追伸)

3月5日、バイオレットはホームでレギュラーシーズン最終戦かつ事実上のプレーオフ進出をかけた「最終決戦」でイズミメイプルレッズと戦い、痛恨の敗戦。今シーズンが終了した。

試合終了後のセレモニーで、悔しさ、かつサポーターと引退する仲間への感謝で、選手全員号泣という事態になっていた。来シーズンに期待したい。

 

 

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Mie Violet Iris, women Handball team

Ep.92

Mie Violet Iris is women Handball team from Suzuka city and one of the 10 teams in Japan women Handball league.

They have never won championship, but proceeded with 4-teams play-off for 5 seasons.

So, of course their goal is to become a champion.

 

I went to see this sports, Handball for the first time.  It was too fun!

Violet defeated 28-14 against The Terrace Hotels from Nago city, Okinawa.

I was impressed with logical attacking strategies and some dynamic performances!

I will continue to support Violet in the future.

 

www.mie-visc.jp

 

www.hclatida.com

 

佐佐木信綱

Ep.91

私は歌人俵万智さんが好きなのでデビュー作から最新作までの歌集を全て読んでいる。

小説やエッセーなんかも、読んでいる。

 

俵万智といえば、デビュー作『サラダ記念日』(1987年)の

 

『 「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日 』

『 万智ちゃんを先生と呼ぶ子らがいて神奈川県立橋本高校 』

 

などは高校の国語の教科書に載っていたし(当時)、

第3歌集『チョコレート革命』(1997年)も併せてそのインパクトあるタイトルで、知らない人はいない。

 

初期の作品はもちろん良いけれど、私が好きなのは第5歌集『オレがマリオ』(2013年)以降の作品だ。

 

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俵万智さん 好書好日より

 

若い頃は恋愛に関する歌が多かった俵さん。転機が訪れるのが第4歌集『プーさんの鼻』(2003年)だ。

ここでは妊娠・出産を経て育児が始まる様が、母になる過程が描かれる。

従ってこれ以降の歌集では「我が子への愛」が主軸になってくるのだが、実はもう一つ、軸があるのだ。

それは「地方の情景」を詠んでいることだ。これが実に面白いのだ。

 

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第5歌集『オレがマリオ』(2013年)

 

これは俵さんと家族の暮らす場所が変わったことと関連している。

第5歌集『オレがマリオ』では、仙台に暮らしていた著者が東日本大震災を経て、石垣島に移住した様が描かれる。

 

『 だだ茶豆、笹かまなども並びおり仙台の子のおままごとには 』

『 空がよく見えて寂しい十二月あおば通りの欅切られて 』

『 九十を越えねば「天寿」と記されぬ沖縄タイムス死亡広告 』

『 十月に短髪にする人多し夏の終わりはまだかと思う 』

『 中一も小一もいる鬼ごっこ小一専用ルール生まれる 』

『 耳慣れぬ声聞こえれば「鳥?虫?」と思う我なり島に暮らせば 』

(第5歌集『オレがマリオ』(2013年)より)

 

外からやって来た者だからこその「気付き」と感性を発動させ、その土地の情景を詠んでいる。

 

柿本人麻呂西行若山牧水も、歴代の歌人たちは「旅」をし、つまりは「旅先でインスピレーションを得て」歌を詠んできた。けれど『オレがマリオ』はそうじゃない。

その土地で暮らしている者だからこそ」読める歌になっているのだ。

 

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第6歌集『未来のサイズ』(2020年)

 

続く最新作の第6歌集『未来のサイズ』(2020年)では、石垣島から宮崎県に移り住む。

 

『 次に来るときは旅人 サトウキビ積み過ぎている車追い越す 』

地頭鶏のモモ焼き噛めば心までいぶされて飲む芋のお湯割り 』

『 「冷や汁」は「ひやしる」と読むほうが好き氷浮かべたような涼しさ 』

『 「青」という題詠で詠む延岡の高校生に青魚多し 』

(第6歌集『未来のサイズ』(2020年)より)

 

決定的な特徴を捉え、地域性に光を当て、その土地が放つ「匂い」も立ち昇ってくるような歌だ。とても印象的だし面白い。

 

(まるでこのブログと同じじゃないか!)

 

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『未来のサイズ』で迢空賞を受賞 角川武蔵野ミュージアム twitterより

 

ところで俵さんが早稲田大学文学部に在学中、師事したのが佐佐木幸綱氏(1938年生)である。つまり俵万智の師匠にあたる。

 

佐佐木幸綱氏のお父さんは歌人・国文学者の佐佐木治綱(1909-1959)。

 

佐佐木治綱のお父さんはやはり歌人・国文学者で万葉集の研究の大家であった佐佐木信綱(1872-1963)。

つまり「俵万智の師匠のおじいちゃん」が佐佐木信綱である。

そして佐佐木信綱の出身は鈴鹿だ。

 

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佐佐木信綱記念館より

 

かなり、

強引な前書きだったことは認めるが、

とにかく、

佐佐木信綱の出身は鈴鹿市の石薬師(いしやくし)だ。生家の隣には記念館がある。

 

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佐佐木信綱は父・佐佐木弘綱(1828-1891)の長男として生まれた。

6歳のとき、やはり歌人であった父・弘綱が鈴屋歌会(江戸時代の国文学者・本居宣長の流れをくむ)の再建を託されたことに伴い、松阪市に転居。

子どものときから父について行き、各地で歌を詠んでいた信綱。そんな息子に英才教育を受けさせるべく、父・弘綱は上京を決意。

1884年、信綱は最年少の13歳(!?)で東京帝国大学に入学したのだ。

 

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生涯に1万首以上の歌を詠んだ信綱。その中には地元を詠んだ歌も多数ある。

佐佐木信綱顕彰会では「信綱かるた」として50首を選定。普及活動に取り組んでいる。

 

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そんな郷土の偉人に敬意を表し、私も短歌を作ってみた。

 

1.

にーさんを北上すれば現れるそびえるプラントたなびく蒸気 我この街に暮らせり

 

2.

小雪舞う鈴鹿の杜に並ぶれば待ち人来たるキングカズなり

 

3.

秋晴れの清掃作業におのこおり しぶとき草と戦わば抜けやん!

 

 

これ、意味伝わっているだろうか?笑

つくづく俵万智の偉大さを知ったのだった。

 

<自己解説>

1.

国道23号線(通称にーさん)を鈴鹿方面から北上するとやがて右手前方にコンビナート地帯が見えてくる。林立する幾本もの煙突から延々と吐き出される蒸気。あぁ、これが四日市なんだな、自分はこの街に暮らしているんだなと思う瞬間(Ep.1920参照)

 

2.

鈴鹿ポイントゲッターズに三浦知良選手が移籍して来た。チームに合流した最初の週末、「スポーツの杜 鈴鹿」のサッカー場には、練習を一目見ようと雪が降る極寒の中、大勢の地元民が行列を成した(Ep.77参照)

 

3.

秋、町内清掃で公園の雑草除去作業に行くと大勢の子供たちも参加していた。ある男の子は雑草を抜こうと力ずくで一生懸命引っ張っていたが根が深くはっているためとうとう抜けず、最後に叫んだ。「やん」とは三重県の方言で否定形「ない」のこと(Ep.4参照)

 

佐佐木信綱顕彰会が主催している今年の歌会に投稿してみようかな。

 

 

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佐佐木信綱 Sasaki Nobutsuna

Ep.91

佐佐木信綱 Sasaki Nobutsuna (1872-1963) was a famous 短歌 Tanka poet and Japanese literature academics.  He was born in Suzuka city.

His house remains, next to his museum.  He’s proud of this city.

 

nobutsuna-karuta.org