Ep.133
モータースポーツの街・鈴鹿のシンボル「鈴鹿サーキット」(Ep.106、121、124参照)。
ここが広く市民に開放されるイベントが「鈴鹿シティマラソン」である。
SuperGT→鈴鹿8耐→F1日本GPときて、1年間の締めがこのイベント。
種目は10.0km(約2周)、5.6km(約2周)の他に小学生や車椅子の部もあり、4,000人近くが参加する。
鈴鹿サーキットを走りたいと思ったのは理由があった。
鈴鹿の中学・高校に通った人は校内マラソン大会でこのサーキットを走るのだという、地元出身者の話だ。そして鈴鹿サーキットとは決してフラットなコースではなく、高低差がけっこうあってしんどいらしい。
鈴鹿出身者にとって「鉄板ネタ」とも言えそうなこのエピソードに、関心を抱いたのだった。
コース一周5.6kmの部にエントリーした私のレース開始時刻は10時40分だったが大会スタッフの人が「時間に余裕をもって荷物と貴重品を預けるよう」繰り返しアナウンスしていたため、スタート1時間前には預けてしまった。
だからスタートするまで(ほぼ半袖の)レースで走る格好で過ごさなければいけなくなった。
この日はとても寒く、鈴鹿山脈の上の方は今シーズン初めて白くなっていた。気温は4℃で冷風が強く吹く、そんな超絶の寒さの中ウォーミングアップを開始する。
というか寒すぎるため体を動かすしかない。
そんな訳で本番にたかだか30分程度を走るために30分以上ウォーミングアップとしてジョギングをする。
5.6kmの部のスターターは(写真は撮れてなかったが)元・陸上競技選手の衛藤昂(えとうたかし)選手だった。
走り高跳びで日本選手権4度制覇、リオ五輪、東京五輪2020に2大会連続出場した、鈴鹿高専が誇る伝説のアスリートだ。
スタートして長い隊列になる。第1コーナーを曲がると徐々に上りに。
この辺までくるとメインスタンドからは見渡せない場所になる。
自分のペースは周囲よりは速いらしく(スタート地点で自分よりも前にいたランナーたちを)どんどん追い越していく。
シケインを超えてからメインストレート(ゴール)までは一気に下る。ものすごい下り坂になっている。ペースが上昇する。
最後は強烈にぶっ飛ばし(おそらく)100mにして15秒くらいのスパートでフィニッシュ!
タイムは29分40秒(ネットタイム)
鈴鹿サーキットのコースの地形も体感できたしタイム的にもまあこんなもんじゃないかとそのときは満足した。
が、これを東京のランニング好きの友人に話したら
「タイムしょぼいね」
と言われ、その瞬間から確かにその通りだと思い始めた。キロ5minを超えるペースにすぎないのに満足していた自分が恥ずかしい。
次回は自分にとっても満足できるしょぼくないタイムで走れるようになりたい。
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鈴鹿シティマラソン Suzuka City marathon
Ep.133
Suzuka City marathon in the Suzuka Circuit where general people is able to participate and run, the most symbolic place.
I have admired participation of this event since I heard that this circuit was NOT flat and hard course for runners.
That was true! Uphill, Hairpin curve, Chicane, Downhill and Main straight in 5.6km as approximately 1 lap.
It was too hard, but must be fun for me, for all participants.