Ep.141
自転車で国道1号線を南下していたときのこと、三滝川にかかる四日市橋を渡ると目に入った「こだわりの餡」の看板。
あんこの製造・販売をしている「内藤製餡(株)」である。
この看板を見ると、あるいはホームページを確認するとすぐに、このお店が老舗だということが分かる。
オンライン販売を精力的にされているようだが、例えば市内の「スーパーサンシいくわ店」(Ep.41参照)などでも販売されている。
ところで、三重県で「あんこ」と言えば、というよりも「あずき(小豆)」と言えば「井村屋(株)」である。
万人が知る超絶ヒット商品「あずきバー」を筆頭に、あずきに関連する商品を中心に展開する食品メーカーだ。
井村屋の本社は津市の高茶屋。(Ep.127参照)
三重県が生んだスターカンパニーである。
<内藤製餡 vs 井村屋>
ここで突然だがサンシで販売されていた内藤製餡と井村屋のそれぞれのあんこ(こしあん)の食べ比べをすることとなった。
まず、見た目が異なる。井村屋のそれが“艶やか(グロス)”であるのに対し、内藤製餡のものは“ツヤなし(マット)”の様相。
原材料表示を見ると、
井村屋:小豆(国内産)、砂糖、食塩
とあり、つまり内藤製餡のこしあんには「白あん」の元でもあるいんげん豆が含まれているのだ。これがマットな見た目に寄与しているのだろう。
続いてどら焼き作りへ。
(なぜどら焼きなのか? と問われると、当初は「小倉トースト」を作ったのだが、これが予想以上に難しく、できたは良いが見た目が美しくなかったので掲載を断念。どら焼きに切り替えたのだった)
試食してみる。
うん、見た目そのままに井村屋のあんは“ねっとり”していて絡みつく。対して内藤製餡の方は乾燥していて“パサッ”としていた。
どちらも美味しいが私としては内藤製餡に軍配が上がる。
ともに祖業であるあずきや餡にこだわりと情熱を持つ2社。
彼らのホームページに載っている充実のレシピを参考に、いろいろチャレンジしてみるのも面白そうだ。
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Anko (Sweet Bean Paste) Makers of Mie
Ep.141
Anko maker, 内藤製餡 Naito Seian whose business is still only making Anko is located in near Kintestu Yokkaichi station.
It’s less sweet.
Another maker 井村屋 Imuraya from Tsu is well known total food maker, but originated from Azuki (sweet bean) and Anko.
This is more sticky.
According to different some ingredients and production process, they get different taste and texture. It’s a fun!
We can surely find your favorite one.