みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

純喫茶 コーヒーブレイク編

Ep.108

モーニングサービスに代表される東海地方の「純喫茶」文化(Ep.102105参照)。

 

「カフェレスト ゆん」
「珈琲屋 真戸運永(マドンナ)」(左)、「珈琲屋 明楽時運 吉備(アラジンキビ)」
「スワサロン」
「コーヒー屋NICO
「カフェ コロラド
「茶道」
「珈琲庭 桜」
「スワン」
「トレビアン」
「cafe SNUG」
「かふぇ工房 茶蔵」
「パーラーイトウ」
「ブルーポピー」
「グリル四日市
ギオン シグマ」
「喫茶 エリカ」
「ナポレオン」
「カフェ たかの」

 

私は四日市に来たばかりの頃「純喫茶めぐり」にはまっていた。

純喫茶を訪れたときの面白さとは?

それは、お客さんたちやお客さんと店主との間で交わされる会話が聞こえてくることである。

 

あるお店でのこと。13時前に高齢の男女が続々と入店してきて

「全部で何人来るの?」

と店主に問われるとそのグループの一人が

「わかんねえ」

と応じている。

彼らは「タケ」がどうとか「○番」がどうとか楽しく話しているのだが、

要は、この数時間後に出走する有馬記念について話していたのだった。

最終的には15人くらい集まり、みんなで競馬の話に花を咲かせていたのだった。

 

「ナポレオン」

 

あるいは、

もともと素行が悪かったんじゃないの?

 

と、プロ野球北海道日本ハムファイターズの主力選手の暴行問題に端を発した球界の盟主への移籍問題について客と店主が議論していたり、

 

自治会長になってくれないか!

 

と、嘆願・懐柔の場に使われたり、

 

あらいらっしゃい! 今焼きそば作るわね。 にんじんは抜くんでしたわよね? あれピーマンだったかしら? にんじんだわよね!

 

と、お昼時に常連客が入店するや自発的に焼きそばを作り始める店主。

 

純喫茶に出入りする人たちは、実に愉快な人たちなのだ。

 

(というようなことを書くと、

このブログの筆者は一体なんのために純喫茶に行っているのだ?

と思うかもしれないが、私でも人間観察のために行っている訳ではない。コーヒーを飲んでくつろいだり読書をしたり物想いにふけたいから純喫茶に行っているのだ。こうした周囲の会話は自ずと耳に届くのだ)

 

「喫茶 エリカ」

 

これが名古屋の純喫茶だったら、お客さんの中には観光客もいるかもしれない。

けれど四日市の純喫茶に観光客などいない。

いるのは地元の人たちだ。近所の人たちだ。

彼らにとって純喫茶はサロンであり、井戸端会議をする場所なのだ。

 

この豊かな純喫茶文化がこれからも続いていくことを願っている。

 

 

----------------------------------------

Jun-Kissa café “Coffee Break”

Ep.108

I have been a nice time in Jun-Kissa café since I came to Yokkaichi.

When we visit to such cafés, sometimes we hear conversation by each customers or staffs.  It’s funny.

People who come to cafes enjoy talking about their hobbies, gossip or “routine talk” with a café’s owner.

I wish this rich “Jun-Kissa café’s culture” goes on.