四日市市
Ep.30 三重県でラグビーと言えば、ホンダヒートだ。 鈴鹿市を拠点とするホンダヒートはトップリーグの中堅チームで、2019年W杯でもPRグ・ジウォン選手、WTBレメキ・ロマノ・ラヴァ選手(2020年シーズンから宗像サニックスに移籍)が日本代表として活躍した。…
Ep.28 四日市の人々はとんてきを食べているのか? 会社の四日市出身・在住の先輩社員に伺ったところ、 「食べるで! でも店で食べると高いやんか? やから家で作って食べるんや」 とのことだった。私は 「食べへんよ。市外の人らが食べに来るだけやろ」 と言…
Ep.27 今や全国どこにでもあるご当地グルメ。四日市市のそれは「四日市とんてき」だ。 四日市とんてき協会のHPによると、 「分厚い豚肉をにんにくと一緒に濃い目のたれでソテーし、たっぷりのキャベツの千切りをそえた料理」 というもの。 市内の町中華、ラ…
Ep.25 「茶」の生産地と言えば圧倒的に静岡県で、近年では鹿児島県のイメージも強いが3番手は三重県だ。 四日市市の西側、沿岸のコンビナート地帯からは20km近く離れた水沢(すいざわ)地区では、あたり一面に茶畑が広がった光景が見られる(Ep.22参照)。 …
Ep.24 萬古焼は19世紀中頃、中興の祖・森有節の時代には美術品として西洋から高く評価された。 古萬古(左)と有節萬古(右) 四日市市立博物館HPより しかしながらその後、明治時代末期と太平洋戦争の2度に渡り、萬古焼は不況や対米輸出の減少から存続の危…
Ep.23 萬古焼 「ばんこ焼き」と読む。四日市が誇る伝統工芸品だ。 東海地方、とりわけ名古屋を中心とした地域には焼き物の産地がとても多いことに気付く。 美濃焼(岐阜県) 瀬戸焼(愛知県) 常滑焼(愛知県) 伊賀焼(三重県) 信楽焼(滋賀県) しかしこ…
Ep.22 四日市市が紅葉の名所として推しているのが「水沢もみじ谷」だ。 水沢(すいざわ)地区は、沿岸のコンビナートエリアから西に20kmほどのところにあり、一面に茶畑が広がる「伊勢茶」の一大生産地でもある。 12月初旬、すでに紅葉シーズンは終盤に差し…
Ep.21 「四日市」 と聞いて真っ先にイメージするのは「四日市ぜんそく」だと思う。 事実、私がそうだったし、四日市出身者を除くあらゆる世代の人にとってもそうだと思う。 1960年代の高度成長期に起こった公害問題は誰もが知るところで、公害病としての「ぜ…
Ep.20 前回のその1に引き続き、工場夜景について。 12月初旬、ついに「四日市コンビナート夜景クルーズ」に参加してみた。 そもそも私自身、市内の化学メーカーに勤めており、まさに化学プラント内で働いている。 勤務場所が工場の人にとっても工場夜景は美…
Ep.19 先日、TVアニメ「ドラえもん」を15年ぶりくらいに観ていた。 この中でのび太くんは、 「僕は勉強をしてもテストで良い点数がとれないんだ」 と言ってテスト勉強をせず、 「僕は弱いからジャイアンに勝てないんだ」 と言ってファイティングスピリットす…
Ep.17 四日市に来て最初に興味を引いたことの一つが「おにぎりの桃太郎」だった。 市内のあちこちでよく見かけるオレンジ色の外観と、「おにぎり」を基軸としている営業形態としての珍しさ。 たくさんの地元の方たちに愛されているのだろうか? という好奇心…
Ep.15 四日市から全国に響く食品メーカーの代表として真っ先に浮かぶのが九鬼産業だ。 ごまの総合メーカーとして、とりわけ「ごま油」においては多くのラインナップを揃え、四日市市の名産品にもなっている。 神田川俊郎シェフも宣伝 工場はオールド四日市エ…
Ep.7 近畿地方の都市ではしばしば、JRよりも私鉄の駅の方が栄えているということがある。四日市もそれに該当する。 この街の中心は近鉄四日市駅であり、近鉄百貨店や1番街商店街などは人々で賑わっている。 一方、中央通りを介して1kmほど離れたJR四日市駅は…
Ep.2 『組織や地域の風土を作るのは土の人と風の人だと言われる。 土の人は、土地や組織に根ざして文化や慣習を守り受け継いでいく。 一方の外部から入ってくる風の人は、新たな価値観や考え方をもたらしていく』 山川徹 著「国境を超えたスクラム」より 四…
Ep.1 四日市で暮らし始めて約1年がたった。海があって山があり、人も多くないこの街での生活は充実している。 私は10歳になる年まで広島県の竹原市という街で暮らし、その後父の地元である茨城県つくば市で暮らした。前者は瀬戸内海に面した風光明媚な街で、…