みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

四日市ばんこまつり・菰野窯出し市

Ep.137

萬古(ばんこ)焼の街・四日市の陶器市である「四日市ばんこまつり」は毎年5月に行われる。Ep.2324参照)

 

1963年に始まった歴史あるイベントだが、2022年からは会場を四日市ドームに移し、お笑いショーなど各種ライブパフォーマンスも含む形でリニューアルされた。

 

四日市ドーム wikipediaより

 

駐車場から会場に向かう際、陶器を大量に詰んだ手提げ袋を両手に持ってホクホク顔で引きあげる子供連れの家族とすれ違った。

 

今までの生活でそんなにお皿足りてなかったの?!

 

と思うほどの量だったが、程なくして私のこの感想は誤りだったと気付いた。

 

四日市萬古焼の十八番、土鍋

 

おしゃれなたくさんの陶器が割引価格で並んでいるので欲しくなってしまう。

 

 

菰野町には菰野窯出し市がある。毎年11月に開催されており、2022年は三鈴陶器(株) の敷地に場所を移した。

 

製作設備を見学できた

 

もとより萬古焼には、それを特徴付けるようなデザインや技法だったり、○○の土を使用する、といった定義がない特異的なものなので、「菰野萬古焼」と言ったら菰野町にある窯元で作られた作品群をさすのだろう。

 

萬古焼ファミリー

 

陶器市ひとつとっても四日市菰野の決定的な違いを感じることができる。

 

化学メーカーたちからもたらされる莫大な税収により潤う超優良地方都市・四日市がド派手な催しや計画をぶち上げる一方で、

身の丈にあった、素朴だけれど確かな存在感を放つ菰野町

 

 

結果的に、四日市ばんこ焼まつりでも菰野窯出し市でもけっこう買った。

 

こういうデザインのお皿は家になかったな

とか、

このサイズは持ってなかったな

という理由で、欲しくなる食器はいくらでもあるものなのだ。

 

それらを近場で見つけられるのは幸運なこと。

陶器市に行ったらきっと素敵な作品に出会うと思う。

 

 

----------------------------------------

The Pottery market in Yokkaichi & Komono

Ep.137

Yokkaichi is one of the birthplace of 萬古焼 Banko-yaki, so that they hold the pottery market (Festival) once a year. (Ep.23,24)

That event is big scale, therefore there are various lots of items by pottery artists and shops.

 

Komono city has also their market.  Compared to Yokkaichi, it’s tiny, simple and idyllic, but of course wonderful festa.

It seems very easy for you to find your favorite one!

 

bankonosato.jp