みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

大好き いなべ市

Ep.136

三重県北部の豊かな自然の街、いなべ市Ep.51参照)。

ここには定期的に訪れたいと思わせる魅力がある。

 

絵本と雑貨のお店「kiwi」

ベトナムのサンドイッチ、バインミーのお店「にしまちバインミー

 

公園のベンチでくつろいでいると、隣のベンチに座っていた男の子2人と女の子の会話が聞こえてきた。3人とも小学校低学年だろうか。

 

女の子:「 私ね、大人になったら東京へ住みたい! 原宿とか新宿とか代官山にいつも行って、いなべじゃ買えやんカワイイもの、たくさん買う!  」

 

すると男の子の一人が言った。

 

男の子:「 僕は、大きくなってもここにいたい。いなべ川はきれいだし、ふじわらだけは大きいし、夏はキャンプができるし、冬は雪合戦ができるよ。イオンモールもあるから、何でも買えるよ! 」

 

それを聞いて女の子は、ふーん..とつぶやき、視線を空に向けて何か考えているようだ。そして言った。

 

女の子:「 ねえ、○○君は将来どうするの? 」

 

これまで二人の会話を聞いていただけだったもう一人の男の子が口を開いた。

 

○○君:「 僕は、大人になったらイタリアに行きたい! 」

 

女の子&男の子:「 イタリア〜!? 」

 

○○君:「 うん。僕は、イタリアで叶えたい夢があるんだ! 」

 

月刊バレーボール HPより

 

というような会話が実際にあったかどうかは分からないが、このいなべ市で育ち、やがてイタリアに行った若者がいる。

バレーボール男子・日本代表の西田有志選手だ。

 

地元・いなべの中学を卒業後、海星高校四日市)→ ジェイテクトVリーグ Division1)を経て、東京五輪2020では、石川祐希選手と「ダブルエース」を形成して準々決勝進出に貢献した。

五輪後の21年8月、イタリア・セリエAのチームに移籍。21歳で海を渡った。

 

(なお、上記の子どもたちの会話は筆者の想像です。念のため言っておくと)

 

西田有志選手 文春オンラインより

 

10年ほど前から日本のスポーツ界では、ジュニアの頃から怪物として注目され20歳に届く前には日本一かそれに準じる存在となり、20代前半には既に世界を舞台に活躍しており、20代半ばになる頃には世界一になったか或いはワールドクラスの存在になっている、というアスリートが続々と出ている。

羽生結弦井上尚弥大谷翔平萩野公介伊藤美誠、角田裕毅(Ep.124参照)...

 

その意味で西田選手もこの過程にいる。

 

藤原岳Ep.67参照)

スポーツのスター選手というのは、どんな環境からでも生まれてくるのだ。

 

それが地方であるほど、(誤解をおそれずに言うと)田舎や辺境であればあるほど、個人的にはその選手を応援したくなる。

 

東京のような都市部出身のアスリートは、地方出身の選手と比較して概して幼い頃から指導者や練習環境に恵まれ、充実した「育成システム」から出てくるということを否定できないと思う。

 

員弁(いなべ)川

鈴鹿山脈

 

この、いなべの圧倒的な自然を見よ。

ここからバレーボールのスーパースターが生まれたのだ。

 

私が大好きな、そしてもちろんきっと西田選手も大好きと思っているこのいなべから、今後も世界で活躍する若者が生まれたら素敵だと思う。

 

 

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Inabe city in love so much

Ep.136

The west of Mie prefecture, Inabe city has authentic nature.

River, Mountains, Forest and heavy snow in winter season..

A rising star of professional volleyball player, Nishida Yuji is from this city.

I wonder how he has grown up in wonderful environment and which influence it has been to be a fine player.

 

www.ehon-kiwi.com

ssl.kanko-inabe.jp