みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

いなべ梅林公園

Ep.149

2007年のこと、18きっぷで友人たちと中国・四国地方を巡っていたとき、高松市の栗林(りつりん)公園を訪れた。

広大でダイナミックな大名庭園で、香川県を代表する名勝である。

 

 

場内の紹介文にて、

日本三名園にも負けない庭園である」

的な記載がなされているのを見つけて、なんだか負け惜しみしてるみたいだな、と当時思った。

ほんとは日本三名園に入っていてもおかしくないんですけどね〜、という彼らの主張を感じ、心の中で失笑したものだった。

あらためて今回HPを見ると『明治の終わりに発行された高等小学読本によると、栗林公園は「日本三名園」とされる水戸の偕楽園、金沢の兼六園、岡山の後楽園よりも「木や石に風雅な趣がある」と記されています』とあった。

 

栗林公園

 

私はそのときまで、兼六園金沢市)と後楽園(岡山市)は訪れたことがあったが、地元・茨城にある偕楽園水戸市)だけはなかった。

 

この旅行のしばらく後、私は地元に帰省した折に偕楽園を訪れたのだが、そこで驚いたのは、

栗林公園偕楽園に圧勝している

という事実だった。

 

偕楽園は小さくてしょぼかったのだ。

なぜこれが「日本三大」なのだろうか? とすら思った。

栗林公園が言ってるのは、負け惜しみではなかったのだ!

 

栗林公園

 

ただその偕楽園も、梅の季節になると姿を変えるのだろう。

偕楽園は梅の名所。

毎年2月中旬から約1ヶ月間開催される「水戸の梅まつり」はとても人気だとニュースで聞く。常磐線の「偕楽園駅」も期間限定で開かれるし。

(常時開設されていないところにもまた「日本三名園」としての哀しさがあるのだが..)

 

私もいつか、梅の季節に偕楽園に行ってみたい。

 

偕楽園 HPより

 

三重県にも梅の名所がある。

いなべ市の「いなべ梅林公園」はそのうちの一つである。

毎年2月下旬から1ヶ月間「梅まつり」が開かれる。

 

 

100種類・4,000本以上の梅があるとのことであった。

こんなに多彩でたくさんの梅を鑑賞したの初めてだ。

 

色味や季節限定といった共通事項でどうしても桜と比べてしまう。

梅の方が色味が濃く、小ぶりで可憐だ。

対して桜は大仰だな、と思った。

 

週刊ベースボールONLINEより

 

ところで私は全スポーツを通じて最も好きなアスリートの一人が黒田博樹(広島カープ→LAドジャース→NYヤンキース→広島)投手なのだが、彼の座右の銘耐雪梅花麗」を思い出していた。

 

雪に耐えて梅花麗し

 

西郷隆盛漢詩の一つらしい。

 

三重県における豪雪地帯・いなべ」に咲く梅たちは、まさにこの詩を体現する。

寒い冬、積もる雪を耐え抜き、今、美しく花開いているのだ。

 

 

見下ろした景色は絶景であった。

 

 

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Inabe Plum Grove Park

Ep.149

Early spring is the season of “Plum flourish” in Japan.

いなべ梅林公園 Inabe Plum Grove Park is the famous its site of this prefecture.

Thousands of various kind of colorful trees attract us.

 

www.inabe-nougyoukouen.com

www.my-kagawa.jp

mitokoumon.com

www.sponichi.co.jp