Ep.150
快挙である。
150回を突破した。このブログのことだ。
エピソード100から今回の150回まで、「あらゆる話題を最終的に三重県へと持っていく巧みさ」に磨きがかかったな、と思う。
もっともラグビーや駅伝などスポーツ関連の回については冗舌になる傾向があり、
「もはや三重、関係ないじゃないか」
と思われるかもしれないが、これら(三重ホンダヒート、全日本大学駅伝など)においても、三重の地にしっかりと根を下ろした題材を扱っていることに疑いはない。
次なる目標は200回。
まだ書くべきネタはたくさんある。
県南部の御浜町(みはまちょう)に伝わる『市木木綿』は、
松阪木綿、伊勢木綿(Ep.60参照)とともに「三重県指定伝統工芸品」の一つ。
「市木(いちぎ)」は「市木オレンジ」の生産地でもある(Ep.93参照)。
現在生産しているのは熊野市の向井ふとん店の店主・向井浩高さん一人のみ。
消滅の危機にあったこの工芸品を復活させ、身近な小物などに展開している。
クラウドファンディングの助けも借りて、工場の移転や装置の改修も達成。
向井さんの人柄や情熱が伝わる、市木木綿を応援したい。
私の家でもテーブルランナーを新調してみた。
(これにより我が家には松阪木綿・伊勢木綿・市木木綿という三重県が誇る“三大木綿”のテーブルランナーが揃ったことに!)
いつみても美しい縞模様で、日々の食事がより楽しいものになった。
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市木木綿 Ichigi-momen
Ep.150
市木木綿 Ichigi-momen is one of the traditional crafts in Kumano region.
This cotton fabric is good texture and beautiful striped pattern.
Even though this hand-made craft threatened extinction due to mass production system in present day, a man ,who was a futon craftsman and shop owner, Mr.Mukai did it revival.
He makes various daily items with Ichigi-momen and also tells us this tradition.