みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

美しき県庁所在地・津 「美しさ」編

Ep.53

三重県の県庁所在地は「津市」だが、この街について、県外の方にとってはおそらくいまいちピンとこない。

私は大学生のとき、全国をめぐる旅をしている際に初めてこの街を訪れたが、ただ駅を降りて夕食をとっただけで終わってしまった(Ep.0参照)。何があるか、どんな街かも分かっていなかった。

 

一昨年、三重県に引っ越して来てこの地域での生活が始まってからも、最初の半年間はこの街について詳しく知り得なかった。

 

が、何度か津市内を訪れる中で、徐々にこの街の魅力を、「美しさ」を理解できるようになっていった。

そこで今回はこの「あまり語られてこなかった県庁所在地・津」について光をあてたい。

 

f:id:Jima-t:20210701201041j:plain

 

これはやはり三重県の方言(Ep.45参照)の一つだと思うのだが、地元の人たちは会話の中で、

「津市の意味としての『津』が出てきたとき」、

その発音は、文字で表記するならば『つ-』や『つぅ』となる(個人的には前者の方がより正確な表記だと思っている)。

 

例えば、

「◯◯さん、出身どこでしたっけ?」

「僕は、つぅです」

 

などとなるのだ。

一方で例えば「大市 おおし」や「軽海峡 がるかいきょう」や「島修二 しましゅうじ」や「たちてと」と言うときの発音はあくまでも通常の『』だ。

つぅがるかいきょう」とは言わない。

 

つ-』や『つぅ』となるのは文脈の中で「津」が出てくるときだけ。

どういうことかと言うと、これはやはり、「津」は一文字(一音)だけだから、いきなり会話の中で登場しても、相手が聞き逃したり聞き取れなかったりする可能性があるから、ほんの気持ち、コンマ1秒くらいは長く発音する、という理由からなのだと私は解釈している。

 

 

素晴らしい。

聞き手が理解できるようにと思いやること。その精神こそが、津の美しさの第一の点だ。

つ-』や『つぅ』という短い音の中には、相手を想う気持ちがあふれている。

 

 

津の美しさは発音だけではない。

三重県総合博物館(通称:MieMu)は、歴史や特色について学べる充実の展示で、三重県に引っ越して来た人がまず最初に行くべきところだ。

 

f:id:Jima-t:20210701201044j:plain

三重県総合博物館 MieMu

f:id:Jima-t:20210701201047j:plain

f:id:Jima-t:20210701201051j:plain

f:id:Jima-t:20210701201054j:plain

f:id:Jima-t:20210701201058j:plain

f:id:Jima-t:20210701201102j:plain

三重県立美術館

f:id:Jima-t:20210701201109j:plain

三重県総合文化センター

f:id:Jima-t:20210701201113j:plain

f:id:Jima-t:20210701201117j:plain

 

MieMuの近くには美術館や総合文化センター(コンサート会場)もある。この辺りはアカデミズムとアートの集積地になっている。

建物の外は緑が多く、キレイで静寂で空間にも余裕があり、美しい。

少しだけ私の地元、つくば市の中心部に雰囲気が似ているとも感じる。

 

 

----------------------------------------

津 Tsu, How beautiful this city is!

Ep.53

津 Tsu city is the prefectural capital of Mie.  It might not have any symbol for people who are from out of this prefecture.

I also agreed with it first.

 

But my excursion there several times made me know this city.

Arts, Science, Culture, History, Temples, Nature, Cuisine and so on...

How beautiful this city is!

 

In this episode, I introduced Mie prefectural museum (MieMu) and Art museum.

They are the driving force for the culture of this city and Mie.

 

www.bunka.pref.mie.lg.jp

www.bunka.pref.mie.lg.jp

www.center-mie.or.jp