みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

鎌ヶ岳(鈴鹿セブンマウンテン 5/7)

Ep.52

5月下旬、よく晴れた暑い日に鈴鹿セブンマウンテンの一つ、鎌ヶ岳(1,161m)へ。宮妻渓谷キャンプ場から出発し、

キャンプ場 → 宮妻林道 → 水沢岳(1,029m) →  鎌ヶ岳 →  カズラ谷ルート → キャンプ場 という一周ルートで目指すことにした。

 

f:id:Jima-t:20210624202903j:plain

f:id:Jima-t:20210624202908j:plain

不動の滝

f:id:Jima-t:20210624202914j:plain

 

途中、「不動の滝」に立ち寄りながら、30分程度で水沢岳の登山口へ。ここから水沢峠と山頂を目指す。

 

f:id:Jima-t:20210624202917j:plain

f:id:Jima-t:20210624202921j:plain

f:id:Jima-t:20210624202925j:plain

f:id:Jima-t:20210624202930j:plain

 

1時間ほど登って水沢岳の山頂へ。これまでと同じように東側に展望が開けているので、菰野町四日市が見渡せる。

 

そしてここからは鎌ヶ岳の山頂を正面に見やりながら稜線を歩くルートになる。

 

f:id:Jima-t:20210624202935j:plain

f:id:Jima-t:20210624202940j:plain

f:id:Jima-t:20210624202946j:plain

キノコ岩

f:id:Jima-t:20210624202951j:plain

 

 

途中、象徴的な鎌ヶ岳の鋭峰と花崗岩でできた「キノコ岩」をともにフレームに収めるべく撮影をがんばる。この辺りは足場も風化した花崗岩でできているためか、ボロボロ崩れる。サブレのように。滑ると危険だった。

 

f:id:Jima-t:20210624203030j:plain

 

しばらく歩くと突き出た岩のある場所に出た。

 

f:id:Jima-t:20210624203035j:plain

f:id:Jima-t:20210624203041j:plain

 

鈴鹿セブンマウンテンとしては珍しく、西側を遠くまで見渡せそうだ。

この岩によじ登ってみる。

 

f:id:Jima-t:20210624203046j:plain

f:id:Jima-t:20210624203051j:plain

 

す、すごい..

風も景色も。左前方に見えるのは滋賀県甲賀市だ。

その手前、つまり私の眼の前には険しい山々。

その昔、忍者たちはここでトレーニングしたに違いない。

 

f:id:Jima-t:20210624203058j:plain

f:id:Jima-t:20210624203103j:plain

 

その後さらに小一時間ほど歩く。頂上が常に確認できているだけに、なかなかそこに辿り着かないもどかしさがある。

そしてとうとう、最後のひと登り、ラスト15分、という箇所まで来たとき、私は先行の登山者の姿を見て半笑いした。

それは崖登りと呼べるようなものだったからだ。

 

f:id:Jima-t:20210624203109j:plain

この写真の右側がルート

f:id:Jima-t:20210624203116j:plain

 

そんなこんなでようやく登頂!

 

f:id:Jima-t:20210624203122j:plain

f:id:Jima-t:20210624203127j:plain

f:id:Jima-t:20210624203132j:plain

f:id:Jima-t:20210624203138j:plain

 

昼食と休憩をとった後、下山。

帰りは歩き始めて割とすぐに、穏やかな林道だということがわかったので、心にも余裕ができる。

 

f:id:Jima-t:20210624203148j:plain

f:id:Jima-t:20210624203218j:plain

 

すると物事を考えながら歩き始めることとなる。何の物事を考えているかというと、実は仕事のことだったりする。

というのも、以前読んだ山極寿一さん(ゴリラ研究家、元・京都大学総長)の本に、

 

研究で行き詰まったときは、散歩をすることにしています。リラックスできて、良いアイデアが浮かぶものです。

 

というようなこと述べられていたため、それを実践してみようと思ったためだ。特に今回のように一人で山歩きをしているときは都合が良い。

 

サイエンティストと同様に、エンジニアもまた、想像性と創造性が必要とされる職種だ。

なので私は、NGロットの原因や、分子間相互作用が物性に与える影響や、電気特性と樹脂成形性のトレードオフ解消手段や、特許のストーリーと請求項などについて考えてみる。

業務課題を勤務中ではなく、プライベートにおける脳内活動で打破しようというものだ。

 

木々の様子、日光のそそぎ具合、風のさざめき、鳥の鳴き声などを感じながら、何らかの「きっかけ」が訪れるのを待つ。

 

 

が、いつまでたっても閃きはなく、アイデアも降りてこない。

 

無理だ...

目の前にリンゴが空から降ってきてそれにより宇宙の法則に気付くなんてのは。

敵いませんね。天才の着想には。

 

いやそうなるためには、もっと、普段から、徹底的に、それらについて考えてなければダメだろう、と思い始める。

すると自分は、ニュートンや山極さんと同じスタートラインにも立っていないじゃないか、ということに思い当たる。

 

 

そんなこんなを考えながら歩いていると、水の音が聞こえてきた。ゴールは近い。

 

f:id:Jima-t:20210624203223j:plain

ゴール!

 

登りは鎌ヶ岳の山頂まで3時間20分を費やしたが、下りは1時間20分で降りてきていた。

が、下るペースは少し速すぎたようだ。

というのも、最後の方は足の踏ん張りがきかず、滑って3回尻餅をついた。川を横切るために小石を飛び跳ねて渡っていたら、踏み外して川に落ちた。疲労が足に蓄積されているのは明らかだった。

ただ、今回の鎌ヶ岳と走破したルートは総じてとても楽しいものだった。

特に水沢岳から鎌ヶ岳への稜線を歩くルートは、これまでの鈴鹿セブンマウンテンの中でもベストだと思う。

 

 

----------------------------------------

鎌ヶ岳Kamaga-take

Ep.52

Late May, I hiked 鎌ヶ岳Kamaga-take (1,161m) which was my 5th target of Suzuka seven mountains.

On the way to the peak, I could see west direction.  Koka city, Shiga prefecture is one of the homeland of Ninja.  Long years ago, this deep forest and mountains in front of me, must be a training sites for Ninja.

 

After that, I looked the symbolic sharp peak while I was walking.

The way of peak was the hardest, but too fun.

 

 

Achievement ;

Suzuka 7 mountains 5/7