みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

美しき県庁所在地・津 うなぎ編

Ep.58

職場の地元出身者の方と話をしていると、彼らにとって津市とは、

「うなぎを食べに行くところ」

なのではないかと、たまに思う。

 

これは地元では知られた話で、2005年の総務省の家計調査によると、

「津は一人当たりのうなぎの消費量が日本一」

という結果となり、観光協会などはこのデータをしきりに持ち出しくる。

 

16年も前の調査結果だし、都道府県庁所在地(47都市)だけを対象としたランキングなので、これをもって日本一だと持ち上げるのは私には奇異に思えるのだが、とにかくこのようなデータがあることは事実だ。

 

一方で、四日市に暮らす私にとっても、どうやら地元の人たちはうなぎが大好きみたいだ、という確かな感覚もあるので、津市民もよくうなぎを食べるのだろうという想像は難くない。

 

 

うなぎと言えば東京や関西や愛知県や浜松市が浮かぶので、

津がうなぎの街、と言われると意外に思える。

今では完全に姿を消してしまったが津ではかつて、うなぎの養殖が盛んだった歴史を持ち、その名残で現在でも多くの老舗のうなぎ屋があるようだ。

 

津のうなぎ屋の最大の特徴と魅力とは、価格がリーズナブルであること。

私の職場の先輩はこの点を力説していた。

名古屋に住んでいるその方が家族で津まで食べに行った事実から察するに、驚異のコスパを誇るのだろうか?

 

 

『はし家(はしや)』 津市大門

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前述の方に紹介されたのがこのお店だった。津市観光協会が発行している「津ぅのうなぎグルメガイド うまっぷ」によると以下のように書かれている。

「津を代表する老舗の味」「津の人がまずオススメする名店」

 

すごいボリューム。上に載った4切れの他に、お米の下層にもう1切れ隠れていた。

 

 

『うなふじ 支店』 津市河芸町

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ある平日のお昼どき、芸濃ICで降りて津市内に車を走らせていたところ、突如行列のあるお店が目に飛び込んできた。看板を見ると「うなふじ」とある。

前述のうなぎマップには以下のように説明されていた。

「伊勢別街道の絶対王者

 

私はこのようなフレーズに弱いので、絶対王者、と聞いた日には確認せずにはいられなかったが、平日・開店20分前に40名ほどが並んでいたあの光景を思い出すと、戦意を喪失した。したがって23号線沿いにある支店を目指すことにした。

 

もくろみは成功し、待つことなく店内に入れた。こちらも下層に1切れ隠れている。表面はカリカリで中がとろっとしているのが高度な技術かつ特徴なのだろうか。

 

 

このブログで食レポをする気はないので詳細は省くが、2件ともとても美味しく満足できたことに疑いはない。

市民に愛されるうなぎの街・津。これもまた、美しき県庁所在地の魅力の一つなのだった。

 

 

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津 Tsu, How beautiful this city is!  “Eel”

Ep.58

 Tsu city, it’s famous for “eel”.  But almost people from other regions do not know that.

Even though there are no aquafarming sites now, lots of eel restaurants are remained.

We can enjoy large serving of うな丼 Una-don, moreover low prices!

 

 

https://www.tsukanko.jp/db_img/cl_img/266/document.pdf?20210806232819958