みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

ローカルスーパーマーケット 一号館編

Ep.36

スーパーマーケットが好きだということに気付いたのはこの数年のことだ。

 

私は東京で暮らしていた大学時代、スーパーで品出しのアルバイトをしていたが、思えばそれも潜在的に関心があったからなのかもしれない。

 

全国をめぐると分かるように、およそスーパーと銀行ほど、その地に根ざした者がトップの地位にいる業界もそうはないと思う。地方に行くほどその傾向は強くなる。

 

コンビニ、外食、ドラッグストア

どこに行っても同じ外観を拝め、同じサービスが受けられるチェーン店が全国に張り巡らされたこの国ではとても珍しいことだ。

 

 

スーパーマーケットについて、ここ四日市では、全国覇者「イオン」(Ep.8参照)の他にも「APiTA アピタ」「PIAGO ピアゴ」「valor バロー」などの中堅どころもあるが、やっぱり私はよりローカルなスーパーマーケットが好きだし、応援したいと思う。

 

そんな折、私が愛読する三重県の季刊誌「NAGI 凪」(2020冬号)でローカルスーパーマーケット特集が組まれていた。そこでこれを片手に県内の興味深いスーパーを訪れてみることにした。

 

 

まずは私が最も良く利用している「一号館」について記したい。

赤い外観が特徴の一号館は四日市市を本拠地とするローカルスーパーで、CGCグループの一員だ。屋号に込めた想いは「地域の一番になれるように」とのことらしい。

 

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一号館 松本店

四日市に遊びに来た友人から

「一号館のあのマークは何なの?」

 

と聞かれたが知らなかったため(というか深く考えたこともなかったため)、答えられなかった。後で調べたところ、カーネーションを表しているらしい。

 

私がよく利用しているのは松本店だ。

この店舗で興味深いのは、この時期、灯油を買い求めるお客さんが非常に多いということだ。

確かに看板でも大きく「灯油 激安」とある。

 

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そのようなお客さんが現れると、レジ係の方から

「灯油をお買い求めのお客様です」

などとアナウンスが入る。

 

そしてこれが、平日の夜でも休日のお昼でも、実によくアナウンスされるのだ。お客さんの8人に一人は買っているのではないか?

 

私自身は灯油を購入したことがないため「どれくらい激安なのか」は分からない。

が、灯油購入が来店理由で、そのついでに食料品を購入している層が一定数いるものと推察している。

激安灯油を強みに集客しているのがこの松本店の特徴だと思う。

 

 

私は住まいから近いこともあり、この松本店を利用している。

しかし私は食材にこだわりたいので、この店舗の品揃えや質には満足していない。それ以前に、一号館はどの店舗も小型なので満足していない。

 

そんな折に読んだ前述の雑誌「NAGI 凪」では、桑名に「Ichigokan +PLUS」なる、付加価値をつけた一号館があるとのことだったのでさっそく訪れてみた。

 

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Ichigokan +PLUS 桑名陽だまり店

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全然違った。通常の一号館とは。

広大な売場面積、品揃え、ディスプレイの美しさ、こだわりの商品

 

ここを訪れるまで、一号館はいわゆるディスカウントストアを志向し、それゆえに内装はあまりケアしない(極端に言うと東京を中心に展開する「OK オーケー」のように)ものだと思わなくもなかった。

 

だがそうではないのだ。

一般にスーパーは、限られた売場面積という制約から解き放たれると余裕が生まれ、

→ 品揃えを多くできる

→ ディスプレイも美しくできる

→ こだわりの商品も置くことができる(パン屋の併設など)

 

のように、いくらでもより上のステージを目指せるのだと学んだ。

桑名陽だまり店はニュータウンのど真ん中にあり、周囲には一軒家が多く建ち並んでいる。きっとそれを顧客ターゲットにしている戦略なのだと思う。

 

 

店内にはフレッシュジュースバーもあり、健康的でヴィジュアルも美しいフルーツジュースを味わえた。

 

願わくばこのIchigokan +PLUSが、家の近くにもできることを願って店舗を後にしたのだった。

 

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Local supermarket 一号館 Ichigokan

Ep.36

Local supermarket let us know how curious regionality is.

 

Yokkaichi and Mie have some local supermarkets, NOT big retailing like AEON.

One of them is 一号館 Ichigokan.

 

They are located in Yokkaichi city and around there.

It’s impressed with red appearance.  I go shopping there every weekday because of the nearest from my apartment.

 

But actually, I’m not satisfied with it.

I require supermarket to prepare many kind of and good quality of ingredients.

Ichigokan is not sufficiency.

 

One day, I found the article about local supermarkets in a magazine.

According to it, “Ichigokan +PLUS” which is the upper grade of normal one is located in Kuwana city.

So I visited there.

 

Ichigokan +PLUS was green appearance.

As soon as I entered, I noticed completely difference.

 

Vast floor, plenty of goods, beautiful display and distinctive strong points..

I was able to enjoy shopping and drinking fresh juice.

 

I wish this Ichigokan +PLUS was built in nearby my apartment.

 

 

usagism2000.theshop.jp

 

www.ichigokan.co.jp