みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

イオンの母国

Ep.8

先日、美容院にて担当のにいちゃん(20代、四日市市富田一色町出身)と話していたときのこと、

美容師:「僕の実家は北ジャの近くで、家の裏には海があって…」

私:   「!? 今、『北ジャ』って言いました?」

美容師:「ああ、はい...(照れ笑い)」

 

 

そのような呼び方をする人がいることは聞いていた。しかし実際に耳にしたのは初めてだった。

 

『北ジャ』(きたじゃ)、とは、現・イオンモール四日市北店のことで、旧名称の「ジャスコ」から引き続き、今も変わらず地元の方たちから呼ばれ続けているものだ。

 

ちなみに四日市市尾平(おびら)にあるイオンは『おびジャ』である。

(なお、このブログのタイトル「みんなの笑顔が三重(みえ)てくる」は、『おびジャ』の三重県特産品コーナーにて常にエンドレスで流れている唄の一フレーズから拝借したものである)

 

 

日本最大の小売業「イオン」

その創業の地は、この四日市である。

歴代の社長の多くは創業家の岡田家出身で、現在のイオンの会長は、現・立憲民主党岡田克也氏のお兄さん、岡田元也氏である。

 

2019年11月。この四日市にて「日本で2番目に大きい」「東海地方で1番大きい」と謳う「イオンタウン四日市泊(とまり)店」がオープンした。

 

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イオンタウン四日市泊店

そうでなくてもこの辺りでは、特別に大きいイオンタウンイオンモールが多い。

東員(とういん)町、桑名市四日市市鈴鹿市、津市。

これはほぼ連続して隣あう街に全てメガショッピングモールが存在していることを意味する。

 

遠州地方で喩えるなら、「ららぽーと磐田」クラスのメガモールが森町にも袋井市にも掛川市にも菊川市にもあるようなもので、

「そんなに作ってどうするの!? 浜松だって(名古屋だって)近いのに」

と思うのだが、どこの店舗も大変賑わっている。

 

まさに誇り高きイオンのお膝元なのだ。

(個人的には近隣に激しい交通渋滞を巻き起こし、個人経営の小売店を破壊して地域の多様性を消失させることに良い印象は持たないが。。 あまりネガティブなことを言うのはよそう)

 

 

三重県のご高齢世代の方たちの中には、イオンのことを今も「岡田屋」と呼ぶ人がいるとの情報もあるが、私自身が彼らとお話しできる機会に恵まれていないため真偽は不明だ。

 

もっとも冒頭の『北ジャ』に話を戻すと、これは母国ゆえの呼称・愛称であるとは言えない。

というのも、今から15年ほど前の話になるが、私の地元、茨城県水戸市内原(うちはら)にあった旧・ジャスコ水戸内原店は『内ジャス』(うちじゃす)と地元民から呼ばれていたからだ。(最寄りの常磐自動車道インターの出口から渋滞が起こっていた)

 

 

兎にも角にもこの街、四日市に始まり、やがて全国を制したイオンは、

創業の地の方たちだけでなく、全国の郊外に暮らす方たちにとって、身近で大切な存在なのだった。

 

 

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Origin of “AEON”

Ep.8

Japan’s biggest retailing, “AEON” originates from Yokkaichi city.

And some giant “AEON” (mega shopping mall) are located around this region.

This is just symbol and feature.

 

Nowadays we can see “AEON” whole of Japan, especially suburban and country area.

It is friendly and attractive shopping site for such citizen.