みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

ローカルスーパーマーケット マルヤス編

Ep.49

近所にあって欲しいと思うスーパーマーケットのNo.1がマルヤスだ。

 

マルヤスは津市に本社を置き、中勢地域で展開しているローカルスーパーで、特に津市にある芸濃店に一度行ってしまうと、このようなスーパーが家の近くにできることを切望するようになる。

 

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マルヤス BASIC芸濃店

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店舗に入った瞬間にカラフルで麗しい果物コーナーに迎えられる。

鈴鹿市のマルヤス西条店でも同様の設計だった。

 

素晴らしい。

ほとんどアミューズメントパークだ。当然、購買意欲が湧く。

こういうところがドラッグストアやディスカウントストアとの差別化につながるのだ。

 

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寿司カウンターの入り口にはクマ

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木目調のフローリング、品がある。

日本のスーパーで生ハムが吊るしてあるのを初めて見た(1本丸ごと買う人はいるのだろうか?)。

シリアルの計り売り、充実のお酒コーナー、本格的な寿司カウンター、注文を受けてから焼いてくれるピザ、パン屋、カフェ。

 

スーパーで買い物を楽しめるとは、きっとこういうことだ。

通勤途中にあったら、きっと毎日立ち寄って何かしら購入してしまうだろう。

 

 

もし、お客さんが価格の安さを求めるなら、ディスカウントストアに行く。

食材にこだわりがなかったり料理にあまり関心がない人ならば、ドラッグストアですませるかもしれない。

一方で、食に関心があって生産者の方たちを応援したいと思うならば、「食べチョク」などの直販サイトを利用するかもしれない。

 

そう考えると、スーパーマーケットは中途半端な存在になってしまいかねない。

だから差別化をはかる必要がある。

 

けれども、ちょっとばかり品揃えを充実させて店舗内のヴィジュアルも美しく清潔にしただけではダメだ。

この県内に張り巡らされたイオン(Ep.8参照)やマックスバリュと同水準に過ぎないからだ。

 

じゃあどうするのか?

そこでマルヤスがたどり着いたのが、アミューズメントパーク化であり、グローサラント(グローサリーストアとレストランの融合)という形態なのだ(と思う)。

 

 

あらためて三重県のローカルスーパーを振り返ると(Ep.36, 38, 41参照)、どこも独自色を出していたことに気付く。

私は東京に10年以上住んだけれど、思い返すと「OKストア」や「成城石井」を除き、何の個性もないスーパーがほとんどだったと思う。

(東京はあまりにも人が多過ぎて集客に苦労しないから、真剣に差別化を考える必要がないのではないか? ただ出店すれば売れるのだから彼らは楽だ)

 

 

私自身は、これからもスーパーマーケットが買い物を楽しめる場であって欲しいと思う。

 

 

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Local supermarket マルヤス Maruyasu

Ep.49

Maruyasu is one of the local supermarket of Mie.

They have sushi bar, cafe, vivid fruits showcases, various alcohol, Jamón Serrano and so on.

It entertains us, like an amusement park.

How marvelous place is!

 

www.sapore.co.jp

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