みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

紫陽花 あじさい in かざはやの里

Ep.50

工場では必ず「緑地」を設ける必要がある。

そして「緑地面積」の割合というのが、工場敷地面積に対して定められており、四日市市のそれは「10%以上」というものだ(2020年4月時点)。

 

実はそれ以前は「20%以上」だったが規制が緩和された。

工場を保有する企業側にとっては、敷地内の生産設備をより拡張・更新できることを意味し、やがては収益の増大につながるわけだから喜ばしいことだ。

もちろん四日市市の行政にとっても、企業の収益増大が税収の増大につながるため喜ばしいことだ。

 

四日市市の歴史的背景を踏まえて、市民グループ規制緩和の条例に反対したものの、願いは聞き入れられなかった。

ただし、大多数の市民はこのニュースすら知らない。

 

 

話を戻す。

お昼休みに工場の社員が敷地内の芝生でキャッチボールやサッカーをして楽しんでいる姿を見たり聞いたりしたことがあるかもしれない。

なぜ工場内にだだっ広いグラウンドがあるのか?

というと、実は芝生は「緑地」に定義され、「緑地面積」をかせぐのに重要だからなのだ。

 

私の工場では、この緑地に芝生だけでなくさまざまな植物が植えられているが、この季節に最も感動するのは「紫陽花」の美しさだ。

 

それまでの約1年間、ほぼ目立っていないこの植物は、今年は5月中旬あたりから小さなつぼみが出始め(パセリみたいに見える)、徐々に色付き、花弁も大きくなっていき、6月第1週には完全に見頃を迎えた。

 

同僚たちはどうかわからないが、私は緑地の花を美しいと思う心の余裕も感性もあるので、この半月にわたり、毎日紫陽花を観察してきた。

 

(それにしても花は一年の決まった時期にほぼ一斉に咲く。彼らはその時期に咲くべきことを知っていて、今更ながらこれは本当に不思議だ。少し前はツツジだった。同時期にバラ。その前は桜、というように)

 

 

三重県における紫陽花の名所は、「かざはやの里」だ。

場所は津市の中心部から西側(内陸側)の自然豊かなところだ。6月初旬、見頃を迎えたことが新聞に載っていたため、期待を胸に初めて訪れてみた。

 

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額紫陽花もイイ

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想像を超える光景に思わず絶句した。

広大な丘に多様で大量の紫陽花が咲いていた。29品種7万7700株とのことだ。おとぎ話の世界だった。

 

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ヴィヴィッドな色もカッコイイ
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観光三重 HPより

 

「かざはやの里」は「かっぱのふるさと」という副名称?もついている。敷地内の「風早池」に河童が住んでいるので注意するように、との喚起がなされていた。

加えて「かざはやの里」は「伊勢温泉ゴルフクラブ」内にある。なので紫陽花鑑賞をしている人のすぐ近くで、パットを沈めるべく神経を集中している人たちがいる。

そして美しく咲き誇る紫陽花はコスプレイヤーたちの撮影被写体として心を動かすらしく、私は今回、綾波レイエヴァ)、炭治郎(鬼滅)、煉󠄁獄(鬼滅)、白髪の剣士(出典不明)などのキャラクターに出くわした。

 

こうして振り返ってみるとわけのわからない世界のようだが、とにかく紫陽花には圧倒された。ここは国内最大級の紫陽花の園であるに違いない。

 

 

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Hydrangea in かざはやの里 Kazahaya no sato

Ep.50

The Hydragea is the icon of rainy season.

 

This impressive and lovely flower excites me.

Since middle of June, I have observed it at the garden of the factory.

It was growing up and changing day by day.  At last it flourished.

It was awesome.

 

In Mie, かざはやの里 Kazahaya no sato is the best place to enjoy watching Hydragea.

When I visited there, it overwhelmed me.

 

There were plenty of Hydragea and various colors, 29 cultivar and 77,700 plants.

Not only pale colors, but deep purple and vivid red purple.

The sight was like the fairy tale!

 

www.kazahayanosato.com

 

 

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