みんなの笑顔が三重(みえ)てくる Jima-t’s diary

「地域性」に光をあて、「違い」を学び、リスペクトし、楽しむというスタンスで四日市や三重の魅力を伝えていきます

県民性

Ep.3

三重県の方たちの県民性や気質とはどのようなものだろうか?

最近では「民度」という言葉もよく耳にする。

 

しかし私はこの類の表現が好きではない。

○○人は△△だ。

と評するのは、一部の人を見て判断しただけで全部を見ていない(有効なサンプル数に満たないのに結論付けている)気がするし、そのようなシンプルな答えを外部からは求められるのだろうが、安易に結論付けるのは危険だ。

 

ただし、非常に緩くではあるが、全体の傾向として、上述の類で表されるものが存在することはあり得ると認める。

 

『どんな地域であれ、そこにはそこの風土があり文化があり歴史がある。その中で育まれた人 の気質やメンタリティがある。私はそれに敬意を表する。「民度が低い」などとは口が裂けても言わない。第一、相手に対して失礼だろう』

柳澤寿男 著「バルカンから響け!歓喜の歌」

 

これはバルカン交響楽団の指揮者、柳澤寿男さんの言葉である。内戦や民族対立に苦しんできた、バルカン半島の国々の音楽家たちを束ねた氏の言葉だけに、とても感銘を受けた。

 

さて、冒頭の問いに対する私の答えだが、

多くの地元出身の方と接したわけではないため結論付けられない、ということになる(当然だ)。

 

 

そんな中で、県民性や気質とは少し異なるのだけれど、私がとても気にしていることがある。

それは「交通マナー」である。

 

四日市のドライバーたちの交通マナーの低さ、これが絶望的なのだ。

私は毎日自転車で通勤しているため、よく身の危険を感じている。

 

・横断歩道で渡ろうとしている歩行者がいるのにそれを無視して当然のように通過する車

・赤信号になる直前でのスピードアップによる右左折

・自動車1台しか通れない程度の狭い道路における速度超過

・右折したい箇所まであと少しだが前方が渋滞している際、対向車が来ないのを良いことに対向車線を逆走して右折する行為

 

これらは日常的に目にする行為であり、どれもこれも憤りを感じるものばかりだ。

 

もちろん歩行者のマナーもまた低い。あと20mも行けば横断歩道があるのに、利用しないで大通りを横断する歩行者や自転車。

滅茶苦茶なのである。

 

私の会社では東京をはじめ他県出身者が多数いるが、彼らも例外なく口を揃えて言うのが、交通マナーが悪い、というもので、彼らもまた、幾度も危険な思いをしているようだ。

 

といったことを先日、市政アンケート対象者にたまたま選ばれたため、自由記述欄に記した。

ただのクレーマーだとみなされないように、冷静に、丁寧に、論理的に、かつ熱量を持って記したのだが、四日市市政の担当者の方たちに私の声は届いただろうか?

 

この世で最も難しいことの一つは、人々の意識を変えること。

この街の交通マナー向上を切に願う次第である。

 

 

----------------------------------------

Traffic manners

Ep.3

Since I was 13, a junior high school student, my commute has been with a bicycle for more 20 years.

I have ridden both country and urban area to go to junior-high, high school, university, graduate school and company without any public transportation system like train.

 

But in this city, traffic manners are the worst.

I am always disappointed poor traffic manners when I ride a bicycle.

 

To change mindset of people is one of the most difficult things.

I wish their traffic manners are improved. 

 

バルカンから響け!歓喜の歌

バルカンから響け!歓喜の歌

  • 作者:栁澤 寿男
  • 発売日: 2015/06/12
  • メディア: 単行本